京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【雲龍院の紅葉】4つの窓が魅せる庭園芸術!悟りの窓&迷いの窓も♪

この日は東福寺を参拝した後、雲龍院を訪れました。紅葉の雲龍院は、あまりにも美しく、そして情緒溢れる粋な演出が心を打つ素晴らしいお寺でした♪

 

とにかく窓を使った景色の見せ方が、これ以上ないほど素敵なんです!今日はそんな遊び心溢れる雲龍院の魅力をレポートします。

 

 

皇室と縁が深い『雲龍院』

 

雲龍院は、東福寺から歩いて15分ほど。こんな坂道をひらすら登っていきます!結構な登り坂なので、途中息もたえだえ(笑)

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日頃の運動不足解消になるなぁ。 

 

こちらが雲龍院の入り口です。西国薬師第四十番霊場なんですね。

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雲龍院は、応安5年(1372年)に南北朝時代の後光厳天皇が竹巌聖皐律師(ちくがんしょうこう)を招き、建立した泉涌寺派の別格本山です。歴代天皇からの信仰も厚く、現在も皇室専用の勅使門が置かれる皇室と縁が深いお寺です。

 

お堂は、長い石畳の通路を抜けた先にあります。ご覧の通り、紅葉シーズンなのに人がほとんどいません!秋は混雑必至の京都ですが、雲龍院は隠れた穴場なんですよ~。

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さぁ、早速チケットを買って堂内に入りましょう。

 

今回、私が雲龍院を訪れた目的は

 

「蓮華の間から見えるフォトジェニックな景色を眺めること!」

 

そう、雲龍院で絶対に見たい光景があったんです。

 

色紙の窓が魅せる粋な庭園マジック!

 

憧れていた景色を見るために、まず向かった先が「蓮華の間」。

 

こちら、4つの正方形の窓(色紙の窓)がありますよね?赤い絨毯や障子の直線が対照的で美しく、これはこれで素敵な空間なのですが・・・

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こちらがマジックのように、素晴らしい景色に変わります。

 

いきますよ~。ちょっと左に移動してみます。

 

すると、どうでしょう。それぞれの障子窓に、主役が現れましたよね?左から、椿・灯篭・紅葉・松が並び、1つ1つの世界が浮かび上がってきました!

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これ、すごくないですか?移動して窓にカチッと景色がはまった時の感動ったらもう!なんて粋で洒落が効いた庭園の見せ方なんでしょう。色紙の景色と呼ばれるだけあって、風景をまるで絵画のように楽しめるのも魅力です。

 

今回のポイントは、左から3つ目の楓が赤く色づいていること!せっかくなので、紅葉の時期に来たかったんですよね~。ちょうど見頃で喜びも倍増でした!

 

部屋の左側に座布団があるので、そこに座るとこの景色を眺めることができますよ♪

 

ちなみに、こんな別バージョンもあります。椿・灯篭・紅葉・庭師さん。・・・!?

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そう、松を美しく保つため庭師さんがお手入れをされていました。これはこれで素敵かも(笑)日々大切に手入れをしてくれているからこそ、こうやって庭園を楽しめているんですね。感謝感謝です。

 

景色を堪能した後は、隣の間へと進みます。こちらは、抹茶をいただきながら庭園を楽しめるお部屋。これまた素晴らしい紅葉が広がっていました!淡い色合いが素敵~。

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襖扉が額となって、額縁庭園のように庭を鑑賞できます。私がこの部屋に入った時は誰もいなくて、この素敵な景色を一人占めしちゃいました!雲龍院おそるべし。なんたる贅沢なんでしょう。

 

しばらく椅子に座りながら贅沢な時間を満喫させてもらいました。

 

悟りの窓&迷いの窓から楽しむ自然芸術

 

蓮華の間を堪能した後は、悟りの間へ移動します。

 

すると、丸くて美しい「悟りの窓」が現れました!何だろう、この芸術的な美しさは。奥に見える梅の木も、枝ぶりがすこぶる格好良い。悟りの窓は、禅における悟りの境地を表現しているそう。

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時期によって紅梅・海棠・シャクナゲの花が楽しめるそうですよ。畳に座って、のんびり窓からの自然芸術を楽しませていただきました!

 

さらに、四角い窓も発見!こちらは「迷いの窓」と呼ばれ、人生の苦しみを象徴し「生老病死四苦八苦」を表現しているそう。

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黄色く紅葉したモミジが美しくて、一見「苦」というワードに結びつかないのが正直なところ。丸とは違って、角があるから真っ直ぐ進むごとぶつかり、また進んではぶつかる。そんな人生を表しているのかな?(すべて想像です(笑)) 

 

畳に座って窓から自然の色彩を楽しむのも、雅な過ごし方ですね。本当に雲龍院は窓から魅せる演出が素晴らしいお寺です。

 

さらに進むと、美しい文様のお庭がありました。大きな灯篭は、徳川慶喜が寄進した霊明殿の石灯篭です。

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冒頭でご説明した通り、雲龍院は皇族との縁が深いお寺。灯篭の周りには、菊の紋章が描かれていました。後ろの霊明殿には、かつての皇族の御尊牌が奉安されています。

 

また堂内には、走る大黒天尊像と呼ばれる大黒様もいらっしゃいました。通常の俵の上で微笑む大黒様はなく、大きな袋を持ってニヒルに微笑むわらじ履きの躍動感ある大黒様。他では見られない珍しいお姿にちょっとびっくり!

 

近くには打出の小槌もあったので、そちらも是非探してみてくださいね。

 

雲龍院は静かに過ごせる穴場です

 

この日は秋の紅葉シーズンにも関わらず、雲龍院は人もまばら。静かに心ゆくまで雲龍院を楽しむことができましたよ♪

 

堂内には写経道場もあり、時間をかけて写経に勤しむこともできるそう。またゆっくり訪れた際には写経やお抹茶も味わってみようかな。

 

ちょっとした穴場の雲龍院。皆さんものんびり大人の休日を過ごしてみませんか? 

 

(ご参考)東福寺の紅葉も思わず見惚れる美しさです。

www.kyotowalk-gourmet.com

 

雲龍院

住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町36

アクセス:JR京都駅から市バスで10分、JR奈良線・京阪本線東福寺駅から徒歩20分

拝観料:400円

時間:9:00~16:30(夏は17:00) 

ライトアップ:2018年は11/17-25の間、日没~20:30まで実施