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【三十三間堂】1001体の国宝仏像群は圧巻!雛祭りで華やぐ「春桃会」へ!桃のお守りや御朱印、歴史まで見所リポート

3月3日、女の子の成長を願う桃の節句。「三」の重なるこの日、三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)では「春桃会(もものほうえ)」と呼ばれる一大イベントが開催!

 

2歳の娘のいる我が家。春桃会限定の御朱印やお守りも授与できると知り、久々に行ってきました三十三間堂!

 

今回は、雛祭りで華やぐ三十三間堂を現地リポート!その歴史をはじめ、気になるお守りや御朱印情報もお届けします。

 

 

3月3日は桃の節句!春桃会で華やぐ「三十三間堂」へ

 

まだまだ肌寒い3月3日。今日は、三十三間堂で「春桃会」なる慶祝行事が催され、なんとあの1001躯もの観音像が並ぶ本堂が無料公開される特別な日。

 

三十三間堂の名前にちなみ、「三」が重なるこの日に開催される春桃会。「縁起も良いし、面白そう!」という事で、娘を連れて三十三間堂へ!

 

拝観開始前に到着するも、すでに行列が・・!ひゃ~すごい人気だ。

春桃会は無料公開のみならず、華道池坊の献花式と華展、千体観音像を特設の高壇から遥拝できるとあって大盛況。遠くには京都タワーが見えて、ちょっと嬉しい(笑)

 

さぁ、開門です!華やかに彩られた入口。縁日のようなお祭りムードに心もウキウキ♪

三十三間堂に来るのは、大学卒業前に訪れて以来。その時は、観音様の数にひたすら圧倒されたっけ。再びご縁に恵まれ、ありがたい限りです。

 

春桃会限定「桃のお守り・おみくじ・御朱印」をゲット!弓道や頭痛にご利益のお守りも♪

 

さぁ、いざ境内へ。

 

まず目に飛び込んできたのが、春桃会限定のお守りとおみくじを販売する特設テント。

写真は、参拝後の空いたタイミングで撮影。この日限りのレアアイテムとあって、開門直後は人だかりができる盛況ぶりでした!

 

こちらが、春桃会限定のお守り「桃守り¥500」と「花咲きおみくじ¥500。華やかな彩りがとても可愛らしい♪

せっかくなので、娘におみくじを引いてもらいました!ふふふ、さっそく春桃会を満喫(笑)

 

我が家は、桃守りと花咲きおみくじを1つずつゲット!

可愛い見た目、そして限定という言葉に永遠に弱い私です。

 

桃の節句に授与されるとあって、「女性専用のお守り」という桃守り。可憐に咲く紅白の桃が優しい気持ちにさせてくれます。

小ぶりなサイズ感も可愛くて、鞄に入れて持ち歩きたくなっちゃう感じ。見る度に春桃会を思い出せるのも、また良し!

 

お守りを買うと、堂内すべての仏像の尊名を記した「仏名帳」が付いてきました。いやぁ、やっぱり凄い数!

縁を感じる尊像と仏縁を結ばれて下さいとの事。本堂には本当に沢山の観音様がいらっしゃって、恐れ多くもご縁を願わせていただきました!

 

こちらは、桃みくじ。やった~、見事大吉!鈴の音が癒される「桃鈴御守」も付いてきました!

お守りも付いてくるなんて、太っ腹!鍵に付けても可愛いなぁ。大吉にしては内容が渋いけど、肝に銘じます(笑)

 

そして、春桃会限定の御朱印も授かりました!桃色で書かれた文字が華やかで素敵!

明るい雛祭りらしい御朱印に気分もアップ♪日付が入っているから、娘が大きくなったら「皆で参拝したんだよ~!」って教えてあげようかな。

 

そして先程の春桃会限定のお守り以外にも、気になるお守りを発見!

 

1月に行われる「通し矢」で知られる三十三間堂。弓道にちなんだ弓型のお守り「弓矢守¥500」「小矢¥500」も人気なのだそう!

ご利益は、受験必勝・新願成就、そして交通安全。弓道部の方にはもってこいのお守り!お土産にも喜ばれそうですね。

 

こちらは、「頭痛封じのお守り¥500」。

1月に行われる「楊枝のお加持」にちなんだお守りで、頭痛に効果のあるご利益を授かれるそう。頭痛持ちの方は是非!

 

安産お守り¥500」や「縁結びお守り¥500」も。「こども守り¥500」の動物柄も可愛い~♪

皆さんも是非、気になるお守りをゲットしてみて下さいね。

 

圧倒的な仏像群に息を吞む本堂へ!1001体すべて国宝「三十三間堂」の歴史

 

さぁ、お守りをゲットした後は、いよいよ本堂へ!

 

国宝にも指定される本堂。南北に約120mもあって、とにかく長い!

三十三間堂の正式名称は、「蓮華王院(れんげおういん)」。堂内の柱の間が「33」ある事から、通称「三十三間堂」と呼ぶそう。いやはや、この横幅を見れば納得!

 

三十三間堂は長寛2年(1164)、後白河上皇の法住寺殿の一画に平清盛が建立したのが始まり。その後焼失し、文永3年(1266)に再建されたのがこの本堂なのだとか。

 

本堂の中には、本尊の千手観音坐像を中心に、1000体もの千体千手観音立像がずらり!撮影禁止なのでお見せできず残念ですが、もう凄い迫力!しかも1001体すべてが国宝というから、えらいこっちゃです。

 

さっきまで「限定お守り~♪」なんて煩悩にまみれていたのに、突如1001体の観音様と向き合う私。ここは現世なのか、あの世なのか。お見せできる生き方なぞできておらず・・うわぁもうこれから改心しますぅぅ!

 

昔は「好きな人に似ている観音様がいる!」なんて話題なった事を思い出したり。三十三間堂のパンフレットには、「ふと目にとまった仏様、何かを感じた仏様と仏縁を結び、末永くそのお徳を受持頂ければ幸いです」と。「文章が上手く書けますように。」なんて、ちゃっかりお願いしちゃったよね。それをブログで書けちゃう勇気、恐れ入ります。

 

堂内では彩り美しい生け花が飾られ、春桃会ならではの華やかな雰囲気を楽しめました!

 

中根金作の庭園を散策!写真スポットで記念撮影しよう♪

 

本堂を参拝した後は、「昭和の小堀遠州」と称される中根金作氏によって作庭された庭園へ。

 

池の周りをぐるっと見て回れる池泉回遊式庭園。のんびり家族で散策を楽しみます。

庭園奥に赤い塀が見えますか?実はこちら、ちょっとした人気撮影スポット。

 

ちょっと行ってみると・・

 

じゃ~ん!まるで鳥居のように連なる朱塗りのトンネル。ちょっと伏見稲荷大社っぽい?

本堂は撮影禁止なので、写真を撮るならここっきゃない!印象的な写真が撮れるので、皆さんも記念に是非♪

 

他にも、豊臣秀吉が三十三間堂の北隣に建てた大仏殿方広寺の遺構として、南大門・太閤塀が残る三十三間堂。とても広い境内ですが、お時間に余裕のある方は、そんな歴史散策も楽しんでみて下さいね。

 

おわりに

 

久しぶりに訪れた三十三間堂。春桃会にワクワクし、仏様に心静まるひと時をいただけました。

皆さんも仏様と素敵なご縁が結ばれますように!

 

(ご参考)三十三間堂から市バスで12分、「東福寺」にも足を運んでみませんか?秋は紅葉、春夏は青もみじが最高に綺麗です!

www.kyotowalk-gourmet.com

 

三十三間堂

住所:京都市東山区三十三間堂廻り町657

アクセス:京阪「七条駅」2番出口より徒歩7分

駐車場:あり(約50台)

拝観料:600円

拝観時間:4月1日~11月15日 8:30~17:00、11月16日~3月31日 9:00〜16:00(閉門30分前に受付終了)