ひんやり澄んだ空気が心地の良い秋。「静かに美しい紅葉を楽しみたい。」そんな思いで、京都を訪れる方も多いのではないでしょうか?
実は昨年、紅葉の穴場とも言える素敵なお寺を見つけちゃったんです!そのお寺の名前というのが、「栄摂院(えいしょういん)」。どうでしょう、みなさんご存知でしたか?知らなかったと言っていただけたなら、私は内心ガッツポーズでございます(笑)
今日は、そんな心静かに紅葉と向き合える栄摂院の魅力をご紹介していきます。
金戒光明寺塔頭「栄摂院」へのアクセス
栄摂院は、黒谷さんの愛称でも親しまれる「金戒光明寺」の塔頭。アクセスするには、市バスもしくは車(有料駐車場あり)で金戒光明寺を目指しましょう!市バスだと「岡崎道」から徒歩10分で行くことができますよ。
紅葉が美しいことでも知られる金戒光明寺。ご覧の通り、立派な山門に深紅のモミジがとっても映えます。
壮大な金戒光明寺の景色を楽しみながら、山門をくぐって栄摂院方向へ。
境内には、こんな看板が。栄摂院の記載がなかったので、☆印をつけてみました!地図にも載っていないなんて、秘境感があってワクワクしますね。
ちなみに、秋に栄摂院を訪れるなら、金戒光明寺と真如堂も一緒に訪れるのがおすすめです!「そうだ京都、行こう」のCMに起用されるほど、見事な紅葉が楽しめますよ♪
(ご参考)紅葉の金戒光明寺と真如堂の魅力を紹介しています!www.kyotowalk-gourmet.com
さぁ、本堂横の小道を進んでいきます。黄色く紅葉したイチョウも綺麗だなぁ。
朝の散策って、清々しくて気持ちが良いですね。気になる風景で立ち止まっては、自分のペースでお散歩を楽しみます。
おっと、道路のような道に出ました。
栄摂院はどこにあるのかな?ちょっぴり不安になりながらも、道なりに歩いていきます。
すると・・あ、右手側に栄摂院が現れました!
手入れが行き届いた植栽に、奥まで続く細道。そして、大きな赤モミジがチラリ・・!この奥にはどんな世界が広がっているだろう、一気に期待感が膨らみます。
ちなみに、金戒光明寺からは歩いて3分程でした。一見見落としそうですが、アンテナを張り巡らしながら歩いていれば大丈夫!きっと見つけることができます。
それでは早速、栄摂院の中へ足を踏み入れましょう!
静かな紅葉の極楽浄土へようこそ!
ひっそりと静まりかえった境内。足を踏み入れた瞬間、色鮮やかで静謐な世界に惹き込まれました。
その景色がこちら!赤や黄色に色づいたモミジが、仏様を優しく包み込んでいます。
訪問者は私の他に1人だけ。書院の縁側に座って、まるで極楽浄土のような景色を眺めながら、静かな時間を過ごします。何を考えるわけでもない、ただポ~ッと目の前の世界を見つめるだけ。・・なんて幸せな時間!
苔に降り積もる「散りもみじ」も、風情があって美しい。
お庭に傾斜があるので、奥行きのある紅葉が楽しめるのも魅力ですね。
苔の絨毯に、イエローグリーンのグラデーションが綺麗な紅葉。
1589年に戦国武将の木俣守勝によって創建された栄摂院。何だか、自分だけの秘密にしておきたい秘境感を感じさせるお寺です。あ、ブログに書いてますが(笑)
そして、栄摂院の裏側にも素晴らしい庭園の姿が!広々とした枯山水庭園です。
小さな境内かと思っていましたが、奥にはこんなに広々としたお庭があったんですね。中には入れませんでしたが、横から眺めて満喫させていただきました!
栄摂院の後は、紅葉名所「真如堂」へ
栄摂院は、静けさの中で色彩豊かな紅葉を楽しめる素敵なお寺でした。小さな境内ではありますが、それもまた魅力!人の少ない場所で、ゆったり紅葉を楽しみたい方に一押しです♪
栄摂院を出た後は、紅葉の名所として名高い「真如堂(しんにょどう)」へ!これまた参道に降り注ぐモミジから、三重塔まで迫力満点で素晴らしかった~。
是非みなさんも栄摂院を訪れる際は、金戒光明寺→栄摂院→真如堂の順番で紅葉を楽しんでみてくださいね。それでは、素敵な秋を・・♪
(ご参考)秋の真如堂の見所を紹介しています。
住所:京都市左京区黒谷町33
アクセス:市バス「岡崎道」下車後、徒歩13分
駐車場:金戒光明寺に有料駐車場あり
拝観料:志納
拝観時間:紅葉時期だけの特別公開。時間は要確認。