春爛漫の京都。「今年はどこでお花見しようかな?」と思いを巡せる楽しい時間。
そうだ、今年は桜の時期に一度行きたかった「龍安寺(りょうあんじ)」に行こう!仁和寺と金閣寺も一緒に参拝したら楽しさ倍増!ということで、行ってきました龍安寺。
真っ白な石庭に降り注ぐ枝垂れ桜は、心をポッと温かく灯してくれる春の主役。桜が咲き誇る広々とした庭園もあり、「龍安寺ってこんな素敵なお寺だったんだ!」と改めて感動してしまいました。
今回は桜満開の龍安寺をご紹介。春の風をお届けできたら嬉しいです。
桜咲く春の「龍安寺」へ!鏡容池も春爛漫
龍安寺に参拝したのは、かれこれもう10年程前。
小さなお寺の印象でしたが、参道には茶店や土産屋が並び楽しい雰囲気!いやぁ、記憶って当てにならない(笑)
世界遺産にも登録され、"Rock garden"として海外の人からも人気の龍安寺。色んな国籍の人が勢揃い!アラブ系のおじいちゃんが、2歳の娘をあやしてくれる国際交流も(笑)
こちらが山門。木々も新緑の準備中。寒い冬が明け、楽しい季節の始まりだ~!
1450年徳大寺家の別荘を細川勝元が譲り受け、妙心寺の義天和尚を開山として創建された龍安寺。世界的に有名な石庭をはじめ、鏡容池周辺の散策が楽しめます。
石庭までの散策路。空には若々しい木々の葉が。清々しくて気持ちが良い!
久々に来たけど、広い!美しい景色に心も癒され、すごく好きな雰囲気。また来たいな(早っ)。
参道を進むと、鏡容池が出現。対岸には桜が咲き、とっても綺麗。
あひるさんもお昼寝中の穏やかな朝です。
石庭に続く階段に降り注ぐ枝垂れ桜。なんて優美で絵になるんでしょう!
なぜか先を急ぐ娘。最近1人で階段を上るのに達成感を感じるらしく、頑張って上りきりました!
満開の桜が石庭を彩る♪春の龍安寺は格別だった!
さぁ、いよいよ石庭へ!方丈の中へ入ると、早速目に飛び込んできた春の石庭。
可愛らしいピンク色の桜が白砂の石庭を彩り、春の風がふわり。いつもはクールな石庭も、今日は何だか嬉しそう!
桜が咲くと、こんな華やかな印象になるんだ。満開の桜を眺め過ごすひと時。気持ちが良いし幸せだ♪
皆さん縁側に座って桜を満喫中。時折風で揺れる桜、ずっと眺めていたい素敵な光景。
本当に飽きない景色なんだなぁ。娘がいるから、ジッとはしていられないんだけど(笑)
石庭には15個の石が配され、どこから見ても1つ見えない仕掛けになっています。
東洋で「15」は、完全を表す数字。不完全な人間には、あえて14個しか見えない作りにしているそう。そんな謎めいた石庭を禅の視点から眺めるのも、また一興。
前回は冬に来たけど、やっぱり桜の咲く春が好きだ!季節でお寺の印象がガラッと変わるのも面白いですね。
(ご参考)謎多き石庭の詳細はこちらで解説しています。
吾唯足知の「つくばい」も必見!侘助椿も開花中♪
石庭の余韻に浸りながら、方丈の裏へ。ここでも外せない龍安寺の見どころが!
それがこの銭形の「つくばい」。中心の口を共用し、四方の文字と合わせると「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」と禅の格言に!
「満たされない現状を嘆くのではなく、今ある幸せに満足し感謝しましょう」という禅の教え。いやぁ、忘れがちなので沁みる沁みる。(詳しくは先程のリンクをご参考に!)
そして、隣には秀吉が賞賛したという椿「侘助椿」が開花していました!
真っ赤な椿の花が、苔庭に映えて美しい。色んな花が咲く春って、やっぱり楽しいですね♪
まさに桜の楽園!花盛りの美しき桜苑を散策
方丈を後にし、再び靴を履いて散策へ!
すると、突然かくれんぼを始める娘2歳。お主、もしやここを公園を思っておるな。
角を曲がった先で身を潜めたい様子。いや、遠い遠い!待って~と渋々と追いかける私。あぁ、サクサク歩けたあの頃が懐かしい(笑)
珍しい花も発見!桃色の大きな花がギュッと身を寄せあって、存在感あり。
なんて名前だったかな?主人が調べてたけど、忘れてしまった。
少し歩くと、見事な桜が目の前に!桜って本当、一瞬で心を幸せにしてくれるなぁ。
景色に感動し、それを覚えておきたくて写真を撮る。春の京都は忙しいのだ(笑)
わぁ、桜のトンネル!ピンクに染まった庭園が美しい。
石庭が素晴らしい龍安寺だけれど、春はやっぱり格別だ。
シャワーのように降り注ぐ枝垂れ桜。なんて大きな枝垂れ桜、ご立派!
娘もパパに肩車されて楽しそう。必死に砂利道でベビーカーを押すママ。これぞ子連れ京都スタイル!
桜が満開の贅沢な庭園。まさに離れがたくなる美しさ。
それにしても、龍安寺にこんな広い「桜の苑」があったなんて!世間的に桜の名所のイメージは薄いけど、混雑も少ないしかなりオススメです。
桜に椿と、桜苑はまさに花盛り!
色んなお花が咲いているとワクワクしちゃうね。
苔に舞い落ちた椿。その周りには、桜の花びらが。
草花が心を癒してくれる穏やかな時間。これを人は幸せと呼ぶ、なんて(笑)
新緑と桜が入り交じる鏡容池。
ポカポカ陽気で、亀さんが甲羅干ししていました。
池に浮かぶ島には、一本桜が!
春ならではの景色に心も明るくなりますね。
おわりに
久しぶりに訪れた龍安寺。桜と一緒に眺める石庭に心弾み、自然豊かな庭園散策にも心癒されたひと時でした。
皆さんも是非、桜の時期は龍安寺に訪れてみてくださいね!
住所:京都市右京区龍安寺御陵下町13
アクセス:京福電車「竜安寺」から徒歩約7分/市バス・JRバス「竜安寺」から徒歩約1分
拝観時間:3/1-11/30 8:00- 17:00、12/1-2月末日 8:30- 16:30
拝観料:大人・高校生500円、小・中学生300円
駐車場:あり(参拝者は1時間無料)