この日、東寺で桜を楽しんだ後に向かったのが「六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)」。京都駅から徒歩15分とアクセス良好ながら、知る人ぞ知るお花見の穴場スポットです。
何と言っても、赤い灯篭と桜のコラボレーションは、一度は見ておきたい幻想的な美しさ!今日は、縁結びのご利益でも知られる六孫王神社の見どころをたっぷりとお届けします。
六孫王神社の歴史
東寺から歩いて約10分。六孫王神社に到着です!境内には駐車場もあるので、車で来た人も安心ですね。
六孫王神社は、清和天皇の六男を父にもつ源経基(みなもとのつねもと)を祀る神社。創建は963(応和3)年と古く、経基の子の満仲(みつなか)が父を埋葬するために、社殿を築いたのが始まりです。
入り口にある看板の通り、創建者である満仲が清和源氏の武士団を作ったことから、「清和源氏発祥の宮」として親しまれる神社でもあります。
さぁ、歴史を簡単に学んだところで境内に入っていきましょう!
赤灯篭を彩る桜トンネルが満開!
神社に入るとすぐに、「六孫王神社の桜風景と言えばこれ!」という絶景が目に飛び込んできました!
ずらりと連なる赤灯篭に、左右から降り注ぐ満開の桜!晴天も相まって、絵葉書にでもなりそうなくらい、フォトジェニック。
右手には新幹線も走っていて、桜と新幹線の珍しいコラボも楽しめたり!訪れた参拝客達が、この素晴らしい春をパシャパシャとカメラに収めていきます。
鳥居の中からも1枚。わぁ~めっちゃ綺麗!まさに桜のトンネル。奥に見えるアーチ状の橋「太鼓橋」が、趣きをより一層深いものにしてくれます。
まだ知らない素敵なお花見スポットってあるもんだなぁ。毎年お気に入りの桜名所を訪れていたけれど、こうやって新しい場所に足を運んでみるのも面白いかも!
そんなことを考えながら、桜トンネルをくぐって橋へ向かいます。
恋の架け橋で縁結び♪子授けのご利益も
さて、曲線が美しい太鼓橋に到着!太鼓橋は別名「恋の架け橋」とも呼ばれ、渡ると良縁に恵まれるといわれているんですよ~。
でもなんで恋の架け橋と呼ばれているのか、気になりますよね?
実は、太鼓橋は神龍池(しんりゅういけ)に架けられていて、この池には神様の使いとされる「鯉」が泳いでいるんですね。察しの良い方なら、もうお分かりでしょうか?
そう、その鯉と恋を掛けて「良縁や縁結びのご利益がある」という訳なんですね!なかなか頓智が効いてます(笑)
お守りには、水鉢に鯉が2匹(マゴイ&ヒゴイ)泳ぐ「恋のお守り」なるものも!見た目の可愛さから大人気らしく、私が行ったときには売り切れ・・運が良ければ出会えるそうなので、是非ゲットしてみてくださいね♪
ちなみに、橋の奥に見えるのは「誕生水弁財天社」。こちらは満仲誕生の際に、井戸の上に祀られたと言われ、井戸水は満仲の産湯に使われたことから、子授け・安産のご利益があるとされています。
なるほど、六孫王神社は女性に嬉しいご利益を授かれる、ありがたい神社なんですね♪
破魔矢おみくじに周子ちゃん絵馬!?
桜を楽しんだ後は、本殿にお参りです。
ご祭神である経基が牡丹を大好きであったことから、御神灯には神紋である牡丹が描かれていました。
参拝はいつも清々しい気分になりますね。
振り返って、太鼓橋越しのソメイヨシノ。うん、やっぱり美しい!
おみくじ結び所で、矢のような物が巻かれているのを発見!こちらは、「破魔矢みくじ¥200」という矢型の珍しいおみくじ。
こんなユニークなおみくじで、吉凶を占ってみるのも面白いかも!
あと、イラストが描かれた可愛い絵馬も♪塩見周子ちゃん・・・?
調べてみると、カードゲームのキャラクターの女の子らしく、その背景が六孫王神社だそうな。ファンの聖地巡礼なのかな?それにしても絵がお上手!
絵馬やおみくじ、お守りはこちらの社務所で授かれますよ。
社務所の横には、色とりどりのお花が!可憐で綺麗だな~春の散策って心が癒されますよね。
京都駅すぐ!お花見の穴場です。
帰り道も、素敵な桜が見送ってくれました。
こちらは、大島桜。葉っぱが出ると同時に、花を咲かせる珍しい品種です。存在感があって、目を惹きますねぇ。
黄緑色の花が咲く鬱金桜(うこんさくら)でも有名な六孫王神社。でも、この日はまだちょっと早かったかな?
六孫王神社はコンパクトながらも、ソメイヨシノやしだれ桜など、春の訪れを目一杯楽しむことができる神社でした!人も少ないので、のんびりお花見を楽しめますよ♪
京都駅周辺で桜を楽しみたい方、是非足を運んでみてくださいね。
(ご参考)六孫王神社から徒歩10分、東寺の不二桜も必見です!
住所:京都市南区壬生通八条角
アクセス:JR「京都駅」八条口から徒歩15分
拝観時間:境内自由
拝観料:無料
駐車場:あり