京都名物と言えば、「鯖寿司」を思い浮かべる方も多いのではないしょうか?「ハレの日の食べ物」として、長らく京都人に愛されてきた鯖寿司。
今回は、天明元年(1781年)創業の鯖寿司の老舗「いづう」さんをご紹介。鯖の旨味がギュッとつまった鯖寿司は、食べると笑顔がこぼれちゃう至福の美味しさ!
今日は実食レポートと共に、いづうさんの鯖寿司の魅力や気になるメニューまでお届けしていきます♪
- 京都人の「ハレの日」を彩る♪鯖寿司の老舗「いづう」
- 鯖寿司、鯛、穴子、いなり!いづうの持ち帰りメニュー
- 旨味がギュッとつまった至高の鯖寿司を実食!熟成された翌日食べたら2倍美味しかった!
- ランチやディナーに♪大丸京都店のイートインメニューをご紹介
京都人の「ハレの日」を彩る♪鯖寿司の老舗「いづう」
いづうさんは、祇園町で「ハレの日のご馳走」である鯖寿司を作る老舗。祇園町のお店とあって、お茶屋さんへの出前がその始まりなのだとか。
京の町衆はもちろん、芸舞妓さんにも愛されてきた「いづうの鯖寿司」。鯖を塩で打ってお寿司に仕上げたのは、海から遠い京都で鯖を美味しく食べるための技術の結晶。
今回は持ち帰りで鯖寿司を楽しむため、「いづう大丸京都店」さんへ。清潔感ある明るい店舗には、持ち帰り用のお寿司がずらり!
本店は祇園にありますが、大丸はお買い物ついでに寄れるのが嬉しいところ。敷居の高そうな本店に比べると、ふらりと利用しやすい印象です。
それにしても、鯖寿司以外にも色んな種類のお寿司があるんですね。ちょっとメニューを見てみましょう!
鯖寿司、鯛、穴子、いなり!いづうの持ち帰りメニュー
いづうさんと言えば鯖寿司ですが、店頭には「小鯛の雀寿司¥2916」や「太巻き寿司(四貫)¥1512」も。
京都でお馴染み「京いなり寿司(五貫)¥1350」や「焼き穴子寿司(一本十貫)¥3240」もありました!
この日は売切れでしたが、色んなお寿司をミックスした折詰も美味しそうでしたよ♪
とは言え、いづうさん初心者の私。まずは、お店の代名詞「鯖姿寿司(一人前五貫)¥2376」をいただくことに!ふふふ、食べるのが楽しみだな~。
旨味がギュッとつまった至高の鯖寿司を実食!熟成された翌日食べたら2倍美味しかった!
お家に帰ったら、お楽しみの鯖寿司ターイム!
秋の紅葉を映した美しい包み紙。重厚感たっぷりで、お買い物の満足感も倍増(笑)
「手の平に京都の四季を映した」というこだわりの包み紙は、いづうさんの大切にする味わいの一つなのだとか。春は「都をどり」、夏は「祇園祭」の包み紙になるんですって!
(追記)3月に再び購入すると、華やかな「都をどり」の包み紙に変身していました!食べる前からワクワクしちゃいますね。
竹の皮でくるまれた鯖姿寿司。まさにご馳走の風格!
中身がなかなか出てこなくてドキドキ!簡易包装の時代だからこそ、こういう心遣いがが嬉しかったり。和菓子の鍵善さんにしても、祇園の老舗は包み紙を開ける所からもう楽しい♪
さぁ、いよいよお目見えです!みずみずしい昆布がぐるりと巻かれ、見るからに美味しそう。
ちなみに昆布は北海道産の真昆布、鯖は日本近海産の脂がのった上質な真鯖、米は滋賀県産の江洲米を使用しているそう。
断面の様子がこちら。嗚呼、食欲をそそる切り口!
生姜も付いてくるのが嬉しい。
食べ方としては昆布を取って食べるという事で、ぐるぐるっと外すと・・
わぁ~美味しそう!これが京都の最高峰の鯖寿司か。念願だった「いづう」さんの鯖寿司を前に、家族そろって興奮気味(笑)
ワクワクしながら一口食べると、鯖のまろやかな旨味がじわ~っと口いっぱいに広がります!昆布が見事に旨味をプラスしていて、上質であろうお酢の香りも素晴らしい。
鯖寿司ラバーの主人は、しきりに「スシローとは比べ物にならない。今まで食べた鯖寿司で一番美味い!」と絶賛していました。はい、普段はスシローにお世話になってる庶民でございます(笑)お米も粒が立ってて、さすが「いづう」さんといった感じ。
「一晩寝かせると、鯖がしまってさらに美味しいんじゃない?」と主人が言うので、残りは翌日食べることに。
で、翌日食べると・・こっちの方が美味しいじゃないの!鯖の身がギュッとしまって、甘みが増していました。いやはや、熟成させた方が美味しいお寿司があるなんて。
一晩置くことで昆布の旨味が鯖に移り、身のしまった食感になったんですね。鮮度を大切にする江戸前寿司と違って、京都の鯖寿司は時間をも熟成という味方してしまうとは。これは衝撃、鯖寿司って奥が深い!
ちなみに昆布も食べてみたら、旨味成分でネバネバしていて優しい風味でした。あ、でも食べるものではないかも(笑)
いやはや、初めての「いづうの鯖寿司」は、期待を裏切らない味わいでした!賞味期限も「常温保存で製造日から2日」なので、お土産にもオススメですよ♪芸舞妓さんが2口で食べられる華奢なサイズなので、かさばらないのもグッドです。
ランチやディナーに♪大丸京都店のイートインメニューをご紹介
いづうさんの鯖寿司は、祇園にある本店と大丸京都店でイートインすることができます。
私が訪れた大丸京都店のイートインメニューがこちら!鯖寿司はもちろん、いなりや鯛との盛り合わせもありました。
小さいながらも清潔感のある店内では、数人のお客様が食事を楽しまれていましたよ。「いづうさんでランチしましょ。」って、素敵すぎる~!
京都の高島屋や伊勢丹にも店舗がありますが、そちらは持ち帰りだけなのでご注意を♪
いやぁ、幸せな時間だったな。シンプルながらも風格の鯖寿司でした!鯖寿司の奥深さも知れて、また一つ大人になった気分(笑)
皆さんも京都にお越しの際は、いづうさんの鯖寿司をお土産にしてみてはいかがでしょうか?
住所:京都市下京区四条通高倉西入ル立売西町79 大丸京都店地下1階
アクセス:阪急「烏丸駅」から徒歩1分
営業:10:00~20:00
お召し上がり処:10:00~14:00、15:00~19:30(提供時間~19:00)
定休日:不定休(大丸京都店に準ずる)
電話:075-211-8111