京都を代表する観光名所と言えば、「清水寺(きよみずでら)」。四季折々の表情が美しい清水寺ですが、なかでも紅葉の秋は一年で最も美しい季節。
今回私は、ライトアップされた夜の清水寺を8年ぶりに訪れることに!真っ赤な紅葉に染まった「清水の舞台」は堂々たる迫力で、夜のロマンチックな清水寺散策を家族で満喫してきました。
今日は、清水寺ライトアップの魅力やおすすめ写真スポットをご紹介!混雑回避の方法、赤ちゃん・子連れでの楽しみ方もお届けしていきます♪
- 京都随一の紅葉名所「清水寺」のライトアップへ!
- 闇夜を照らす♪京都タワーと紅葉のコラボレーションに感激
- 大迫力!真っ赤な紅葉の雲海に浮かぶ「清水の舞台」
- 音羽の瀧にモミジ階段も!夜のロマンチックな清水寺をお散歩
- 紅葉に浮かぶ「三重の塔」にうっとり♪
- 京都は夜も楽しい!秋は清水寺ライトアップへおこしやす
京都随一の紅葉名所「清水寺」のライトアップへ!
清水寺と言えば、年間を通じて多くの参拝客が訪れる京都随一の人気スポット。春夏秋にはライトアップ(夜間特別拝観)が開催され、観光客はもちろん、地元の学生で賑わいます。
私が初めてライトアップを見たのは、京都で過ごした学生時代。秋になると「清水寺でライトアップやってるよ!」と友達同士で話題になるんですよね。尽きることのない会話でワイワイ散策したのは、今となっても良き思い出。
そんな楽しかった余韻は消えることなく、結婚して主人と、今年は2歳の娘と初めて一緒に来ることに!
土産屋が並ぶ参道をベビーカーでヨイセッと上り、清水寺に到着!わぁ、久しぶりだ。暗闇に浮かぶ朱塗りの仁王門の美しいこと!
20時前とあって、混雑もなく一安心。前回はオープンと同時に突入し、激混みで退散したので学習しました(笑)
「ベビーカー置き場」も警備員さんが案内してくれました。準備万端で助かります、ありがとう清水寺さん!
場所は、仁王門正面の小屋の横。ベビーカーでの参拝は、大切な建物を傷つけてしまう恐れがあるためNG。階段も多いので、赤ちゃんは抱っこ紐があると便利かも!
さて、これから行く方のために混雑回避のポイントやライトアップ時間、拝観料をまとめてみました。是非、参拝の参考にしてみて下さいね。
混雑回避のポイント&ライトアップ時間をご紹介
清水寺のライトアップ時間は、17:30~21:30(受付終了は21:00)。
17:30の開門直後に行くと、三年坂あたりから渋滞し、チケットを買うにも一苦労。入門するのに1時間程かかることもあるので、ご注意を!
おすすめは、19時半頃。清水寺は所要時間1時間あれば堪能できるので、閉門まで余裕があるのも◎夕食を終えてから向かうのがオススメです!
当たり前ですが、休日より平日が空いています。でも、私は日曜日の20時前に行ったのですが、人は比較的少なかったです。混雑を心配するなら、「曜日よりも時間が大事」なのかも。
ライトアップ期間は、11月中旬から2週間程。日程は、下記の清水寺HPから確認してみて下さいね。
https://www.kiyomizudera.or.jp/
ライトアップ(夜間特別拝観)の拝観料について
清水寺のライトアップの拝観料は、大人400円(小・中学生200円)。
通常とは異なる広い場所で、絶賛発券中でした!
20時前だとこんなに空いてるよ~。混雑はストレスの元。うまく時間を調整して、なるべく回避しちゃいましょう!
闇夜を照らす♪京都タワーと紅葉のコラボレーションに感激
さぁ、いよいよ清水寺の中へ!
階段を上ると、清水寺のシンボル「三重の塔」がドーンッ!
高さ30ⅿとあって、すごい存在感。昼も素敵だったけど、ライトアップされた夜はもっと素敵!
真っ暗闇の堂内を手摺づたいに進む「胎内めぐり」も開催中。
昔、一度だけ体験させてもらったなぁ。すごく暗くてドキドキした記憶。夜だと一段とスリルがあって楽しそう。
そしてそして。階段を上りきった先の見晴らしが最高で。
ご覧ください、夜空に輝く京都タワー!紅葉とコラボする京都タワーって、もう最高です。
昼間の何気ない景色から一転、夜は格別の存在感!見えるとめちゃ嬉しくなるのは京都好きの性。建物の高さ制限のある京都だからこそ、一層映えるんですよね。
西門から京の町並みを眺めてみたり。なんてお洒落な夜景観賞なんでしょう・・!
これまで何百年と色んな景色を切り取ってきたであろう西門。そんな交差する歴史にロマンを感じちゃいます。
どこを映しても絵になる清水寺のライトアップ。ついつい時間を忘れて、写真を撮っちゃいますね(笑)でもいいんだ、この後の予定はもうないのだから!
大迫力!真っ赤な紅葉の雲海に浮かぶ「清水の舞台」
清水寺と言えば、有名なのが「清水の舞台」。「清水の舞台から飛び降りる」なんてことわざもあるほど。
さぁ、その「清水の舞台」に到着!皆さん写真を撮ったり、舞台下を覗いたり、とても楽しそう♪
778年に開創し、平安建都間もない延暦17年(798年)坂上田村麻呂が仏殿を建立したという清水寺。1000年以上経った今も、多くの参拝客が訪れているなんて当時の人は想像したかしら。
舞台からの景色はというと・・た、高い!何回見ても、やっぱり高い!
清水の舞台は、なんと高さ13m。江戸時代には、願掛けで飛び降りが流行ったのだとか。234人飛び降りて、生存率は85%!飛び降りた半数が10~20代だったとはいえ、高すぎる生存率に驚き。そんな勇気、到底ないわ~。
こちらは、阿弥陀堂と奥の院。ライトアップされた紅葉が美しく、幻想的な雰囲気!
奥の院には沢山の人影が。どうでしょう、見えますか?そう、こちらが清水寺最大の写真スポット!
私もテクテク歩いて、奥の院へ。そこから眺めた景色がもう絶景で!
真っ赤な紅葉の雲海に浮かぶ「清水の舞台」!ものすごい迫力、そして圧倒的な絵力。もう息を吞む美しさ!
青色の光は「西方浄土」への道筋を表しているそう。いやぁ、まさに紅葉見頃ど真ん中で大感激!久しぶりに見たけど、やっぱり良いものは良いですね。
現実離れした非日常の世界に浸って、もう大満足!家族写真も撮ったりして、とても幸せな時間でした。この写真、額に入れて飾ろうかな(笑)
音羽の瀧にモミジ階段も!夜のロマンチックな清水寺をお散歩
さて、清水の舞台を満喫した後は、のんびり境内を散策。
本堂を真下から見上げてみたり。さすが13m、めちゃくちゃ高い!
実はこちらの本堂、釘は一本も使わずに欅の柱を格子状に組んだ「懸造り」と呼ばれる伝統工法で作られたもの。建築が難しい崖でも、耐震性が高いんですって!日本人の知恵と技術がつまった本堂、是非近くで鑑賞してみて下さいね。
本堂横のモミジ階段も大好きな場所。まだ青葉も目立ちますが、せり出したモミジがとっても綺麗!
家族でお散歩している最中、2歳の娘が「あるこ~あるこ~わたしは~げんき~」とずっと「となりのトトロ」を歌ってて(笑)最近トトロが好きでよく見てるからかな?状況と歌もマッチしている不思議。何だか妙に愛おしく平和な時間でした!
清水寺の人気スポット「音羽の瀧」では、皆さんお水を柄杓で汲んでお願い事をしていました。
昔は3本の滝ごとに学業、恋愛、健康のご利益で分かれていましたが、今はどれも同じだそう!確かに源流は一緒だし、別れて並んだら大変なことになりそうですもんね。
夜の清水寺散策、普段とは違う特別感がめちゃくちゃ楽しいですね。幻想的でムードもあって、デートで来ている学生さんも沢山いましたよ♪子どもが生まれて2年。ほぼ18時以降は家に居たので、暗闇に妙にワクワクしちゃう私がいました(笑)
紅葉に浮かぶ「三重の塔」にうっとり♪
ライトアップされた清水寺は、何気ない道もロマンチックな散策路に早変わり!
混雑を心配していたけど、思い切って来てみてよかった!
出口近くの池付近もオススメの写真スポット。紅葉に浮かぶ三重の塔が美しい♪
真っ直ぐに伸びる青い光は、もはや京都の秋の風物詩ですね。
こんな紅葉のリフレクションも撮れちゃいました!
カメラ好きさんには、秋の京都はたまらなく楽しいはず!私もスマホですが、ついつい毎回撮りすぎてしまいます(笑)
京都は夜も楽しい!秋は清水寺ライトアップへおこしやす
今回初めて家族皆で楽しんだ清水寺のライトアップ。私の青春時代のワンシーンに娘が現れて、何だか感慨深いものがありました。
娘が大きくなったら、またお友達を連れてライトアップを見に来たりするのかな?楽しい連鎖はこうやって続いていくんですね♪
「秋の京都は、夜も楽しいぞ!」ということで、是非皆さんも清水寺の紅葉ライトアップに足を運んでみてはいかがでしょうか?
(ご参考)秋は「もみじの永観堂」でもライトアップ実施中!色彩の楽園で、京都の秋を堪能しませんか?
住所:京都市東山区清水1丁目294
アクセス:京阪「清水五条駅」から徒歩25分、市バス「清水道」・「五条坂」下車徒歩10分
拝観時間:6:00~18:00(季節により変動あり)
春、夏、秋の夜間特別拝観:17:30~21:30(21:00受付終了)拝観料:400円(ライトアップ拝観:400円)
駐車場:なし