京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【東寺】不二桜と五重塔の夢競演!仏像の見どころや立体曼荼羅も徹底解説!

京都の風景を思い浮かべたとき、空高くそびえる東寺(教王護国寺)の五重塔を思い起こす方も多いのではないでしょうか?

 

春には不二桜(ふじざくら)と呼ばれる紅シダレザクラが五重塔に並び、何とも言えない京風情を醸し出します。

 

今日は桜名所としても知られる東寺の魅力から、仏像や散策の見どころまで徹底的にご紹介!是非旅の参考にしてみてくださいね。

 

 

東寺の歴史&拝観料について

 

東寺は、京都駅から徒歩15分。近鉄や京阪「東寺駅」からも徒歩10分と京都駅周辺のおすすめ観光スポットです。

 

晴天のなか、重要文化財の正門・南大門からお寺の中へ!京都駅からは東門の方が近いのですが、つい正門から入りたくなってしまう私(笑)

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奥に見えるのが、金堂ですね。

 

ここで東寺の境内図について、拝観料と合わせてご紹介します。

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【拝観チケット購入のポイント】

五重塔、金堂・講堂の仏像、桜ゾーンを楽しむには、黄色枠の有料エリアへの入場が必要です。★印の拝観受付で「金堂・講堂チケット¥500」を購入しましょう!

*ただし、五重塔の春季秋季特別公開時は拝観料¥800となります。

宝物館・観智院(緑枠)も有料ゾーンとなり、拝観料は各¥500。金堂・講堂と合わせて楽しむ場合には、共通券¥1000を買うのがお得ですよ。

③御影堂、食堂の拝観は無料でお参りできます。

 

さぁ、拝観入口に到着です!もう五重塔が見えてますね、ワクワクする~。

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ちょっとその前に、東寺の歴史を簡単にご説明。東寺は平安京遷都に伴い、796年王城鎮護のため桓武天皇によって創建されたお寺です。

 

その後、嵯峨天皇が唐で仏教や密教を学んで帰国した弘法大師空海に東寺を託します。空海は東寺を真言密教の根本道場とし、名称を東寺から教王護国寺に変更。東寺が教王護国寺とも呼ばれる所以は、ここにあるんですね。

 

日本で初めての密教寺院である東寺。1994年には世界遺産にも登録され、毎月21日の御影供の日には、境内で骨董市「弘法市(弘法さん)」も開かれます。今も多くの人々から厚く信仰され、四季を通じて観光客が訪れる歴史あるお寺です。

 

これぞ京都!不二桜と五重塔の夢の競演

 

チケットをゲットしたら、いよいよお目当ての不二桜とご対面です!

 

青空のもと、風に揺れる紅シダレザクラ。五重塔とのコラボレーションで、京風情たっぷり!まるで絵葉書のような景色に、しばし時間を忘れて見惚れます。

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濃い桃色をした不二桜は、東寺でも一際目を惹く存在。花びらは繊細で可憐。春の風に吹かれて枝を揺らす姿は、まるで女性が美しい髪をなびかせているかのよう!

 

弘法大師の「不二のおしえ」から名付けられた不二桜。弘法大師が唐から帰国して1200年目である2006年に寄贈されました。実は、思ったより最近植えられたものなんですね。でもでも、樹齢は120年と我々の大先輩なんですよ~。

 

高さは13m、横幅10m。円山公園の妖艶で大きなシダレ桜と比べると、初々しい若々しさが魅力です♪

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晴天の空の下、1年で一番美しい姿を見せてくれる春。「あぁ、本当に来て良かった~!」何度この言葉を口にしたことでしょう(笑)

 

別の角度からの1枚。木造の五重塔を可愛く彩る、不二桜。一気に塔が華やぎますねぇ!

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五重塔との歴史、そして色彩の対比が面白くて、思わず惹き込まれます。

 

不二桜の可憐な美しさに、心を奪われること数十分。続いては「不二桜だけじゃない!他にもまだある東寺の桜スポット」をご紹介します。

 

五重塔を包む満開のソメイヨシノ

 

東寺の境内は、瓢箪池を中心にのんびり散策を楽しめます。

 

高さ55mもある東寺のシンボル・五重塔!池に映える塔を眺めていると、古都へと誘われるかのよう。f:id:kyotoburari:20200331180308j:plain

五重塔は826年に建てられた後、雷火で4回焼失。現在の塔は、徳川家光の寄進によって1644年に建てられたもので、てっぺんには避雷針も付いています。

 

満開の桜並木越しの五重塔。東寺の境内には、何と200本ものソメイヨシノが植えられているんですよ~!

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東寺ってこんなに桜を楽しめる場所だったなんて驚き。贅沢なお花見を満喫です♪

 

きゃ~めっちゃ綺麗!五重塔を包み込む桃色の桜。まさに絶景かな。

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歩いていると、素敵な写真スポットに突然出会えちゃうのが嬉しい!

 

五重塔の周辺も、ぐるりとソメイヨシノに囲まれていました。見上げると後ろにひっくり返りそうなほどの高さ!

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手前に見えるのは、モミジ。小さな若葉が芽生えていましたよ。秋には紅葉を楽しめる東寺。まさに一石二鳥なお寺です。

 

五重塔の細部に目をやると、強面の邪気を発見!ヨッコイショと一生懸命屋根を背負っています。

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よく見ると愛嬌のある表情が可愛いかも(笑)こんな風に五重塔の細部を観察してみるのも、面白いですよね。

 

金堂・講堂の見どころ

 

続いては、東寺の見どころの1つである「仏像」の世界をご案内!

 

東寺には、金堂(こんどう)講堂(こうどう)と呼ばれる建物があり、私達はそこで貴重な仏像と出会うことができます。それでは、各お堂の見どころをご紹介していきましょう。

 

①薬師如来を本尊とする金堂

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まずは、国宝にも指定される金堂。796年に東寺が創建され、最初に建てられた東寺の本堂です。歴史ある木造建築に、屋根中央の切り上げが美しい荘厳な佇まい。

 

金堂の見どころは、重要文化財にも指定されるご本尊・薬師如来坐像。右には月光菩薩、左に日光菩薩を配しています。

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(堂内は撮影禁止のため、パンフレット写真を引用)

金堂に入った瞬間、目の前に現れた薬師如来の大きさ、その輝かしいお姿に圧倒されてしまいました。

 

薬師如来の台座の周囲には、如来を守り、願いを成就する働きがある十二神将像(じゅうにしんしょう)が並んでいます。私なんかが言うのもおこがましいですが、すごく緻密で繊細な作りをしていました。

 

桃山時代の大仏師・康正作の三尊像は、人々をあらゆる病から守ってくれる平安京の希望のような仏様だったのだそう。コロナで揺れる令和の現在、世界の安寧を願われているに違いありません。

 

金堂で手を合わせた後は、講堂に向かいましょう。

 

②密教を体得!講堂の立体曼荼羅

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講堂は、弘法大師空海が人生をかけ、密教の教えを伝えようとした建物。まさに密教の中心的存在で、位置としても東寺の真ん中にあります。

 

密教の教えをわかりやすく表現したものが、曼荼羅(まんだら)。その曼荼羅を具現化し、表現したのが講堂にある「立体曼荼羅」です。

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堂内には、大日如来を中心に五智如来をはじめ、五菩薩、五明王、四天王、梵天、帝釈天の21尊の仏様が安置されています。

 

金堂を訪れた後だったので、まずはその仏様の数にびっくり!容姿がどの仏様も様々で、邪気を踏みつけた恐ろしい形相の仏様も。平安時代の人と同じ景色を見ているんだ、と思うと妙に感慨深くもあり。

 

密教の入り口に触れる貴重な体験をすることができました。

 

努力は実る!小野道風ゆかりの柳

 

ここからは、東寺の豆知識をいくつかお届けします!

 

まず、東寺には名の知れた柳の木が存在するのをご存じですか?

 

風に揺れて、たなびく優雅な柳。実はこの柳、平安時代の貴族・小野道風(おののとうふう)ゆかりの木なんです。

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当時、書道がうまくならず悩んでいた道風。そんな折、蛙が柳の葉につかまろうと必死に飛びつく様を眺めていたそう。そして何度も挑戦するうちに、見事成功!そこから、「諦めずに努力すれば道は開けるんだ」と悟り、その後書道の達人となった逸話があります。

 

日常って実は、そんな気付きに溢れているのかもしれませんね。何だか励まされる柳の木。宝蔵のお堀のすぐそばにあるので、東寺に来たらチェックしてみてくださいね!

 

毘沙門堂で万病平癒の竜を撫でよう♪

 

東寺の無料エリアには、都七福神めぐりで有名な毘沙門堂があります。

 

そこで出会えるのが、ドシッと重そうな石碑を乗せた不思議な亀さん。実は、中国の想像上の「贔屓(ひいき)」という動物で、竜の子なのだそう。

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すごく重そうで可哀そうに見えますが、実は重いものを持つのが大好きなんですって!万病平癒のご利益があると信仰されているんですよ~。

 

御影堂にある「万病ぬぐい」の布を持ち、贔屓を触って自分の体の悪い所を撫でると病気が良くなるそう。よく見ると、皆に撫でられてせいか贔屓さんの頭はテカテカしていました(笑)私は猫背なので、背中をなでなで。良くなりますように♪

 

東寺をぐるっと巡って、散策を楽しんだ私。ふと時計を見ると、1時間半が経過!うひゃ~かなりのんびり楽しんでいたようです(笑)

 

東寺の所要時間は、余裕をもって1時間はみておいた方が良さそうですね。それだけ楽しくて見応えのあるお寺でございます。

 

東寺の夜間ライトアップ特別拝観

 

東寺では、春と秋に夜間ライトアップが開催されます。春には、秋には紅葉が照らし出され、境内は幻想的でロマンティックな雰囲気に・・♪

 

開催日程の目安がこちら。日時は毎年異なるので、気になる方はHPでチェックしてみてくださいね!

・春期:3月中旬~4月中旬

・秋期:10月下旬~12月上旬

 

四季折々で美しい表情をみせてくれる東寺。桜から仏像まで、本当に見どころ満載のお寺でした!皆さんも京都の密教寺院で、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか? 

 

東寺(教王護国寺)

住所:京都府京都市南区九条町1

アクセス:JR京都駅から徒歩15分

拝観時間:開門5:00~閉門17:00

 金堂・講堂:8:00-17:00(16:30受付終了)

 宝物館、観智院:9:00-17:00(16:30受付終了)

拝観料:上記ご参考

駐車場:あり(料金2時間600円、1時間追加ごとに300円)