先週、秋の特別拝観で訪れた「相国寺(しょうこくじ)」。相国寺は、江戸時代の天才絵師・伊藤若冲と縁の深いことでも知られるお寺。
この日、相国寺の素晴らしい庭園を満喫した後、向かったのは御朱印所。なんと相国寺では、伊藤若冲の絵が描かれた特別御朱印をいただけるんです!
御朱印の他にも、鳴き龍の御朱印帳や可愛らしいお守りも発見!今日はそんな相国寺の素敵なアイテムについてご紹介していきます。
鯉が跳ねる!伊藤若冲の特別御朱印
相国寺は、鳴き龍の天井画や優美な枯山水庭園で有名な臨済宗相国寺派の大本山。この日は、方丈庭園で素晴らしい紅葉を満喫した後、御朱印をいただくことに。参拝の記念に御朱印をいただくのが、いつもの楽しみなんです♪
受付に到着し、御朱印の種類を確認すると「伊藤若冲朱印」なるものが!なんと、あの若冲様の特別御朱印をいただけるらしい。「これは欲しい!」ということで、若冲の御朱印をお願いすることに。
その御朱印がこちら!池を跳ね上がる鯉に「若冲」と書かれた1枚。おぉ、格好良い~。
右下には「大盈(たいえい)は冲(むな)しきが若く、其の用窮(きわ)まらず。」と老子の言葉が書かれていました。なるほど、若冲の名前の由来となった言葉ですね。「大きく満ちているものは何もないように見えるが、しかしその働きは尽きることはない」という意味なのだそう。
若冲の御朱印は2種類あって、「翡翠(かわせみ)」の御朱印もありました!翡翠も可愛くて迷ったのですが、今回はインパクトのあった鯉をチョイス。
ちなみに若冲の御朱印は、御朱印帳に書いてもらうスタイルではなく、書き置きタイプ。とても人気のある御朱印なので、急いでいる時もすぐにいただけるのが嬉しいですね。
相国寺の定番御朱印「無畏堂」
さらに、今回は相国寺の定番御朱印「無畏堂(むいどう)」もいただくことに。
特別御朱印と違って、こちらは御朱印帳に直接書いていただけます。丸や菱形のスタンプが押されてたちょっぴりお洒落な御朱印。
無畏堂とは、幡龍図が描かれた相国寺の法堂のこと。本来畏れることなく説法を聞くお堂という意味なんですって。
1つのお寺で2種類の御朱印をいただくのは、実は初めてかも!それだけ気分が盛り上がっていたんですね(笑)
躍動する金龍!鳴き龍の御朱印帳
御朱印所を歩いていると、素敵な龍の御朱印帳も見つけました!
龍がうねりながら躍動する格好の良い1冊。
金の絵柄も高貴な感じで、持っているとテンションが上がりそう!
ちなみにこの龍は、法堂の天井画「幡龍図」がモチーフになっています。
幡龍図は、法堂にある鳴き龍の天井画のこと。龍の真下で手を叩くと、「ビィィン!」と面白いほど音が響き渡るんですよ~。
近くで見ると、鱗などが妙にリアルで迫力がありました。
円山応挙の御朱印帳もあると聞いたのですが、この日は見つけることができず。タイミングにもよるのかもしれませんね。
龍のインパクトが絶大な御朱印帳。龍好きの方は、是非手に取ってみてくださいね!
交通安全&縁結びお守りをお土産に♪
そして相国寺では、可愛らしいお守りも販売されていました♪
それが、法堂が刺繍されたストラップ型のお守り。ご利益は交通安全と縁結びとのこと。
鈴が付いているのも、可愛いですよね。お土産にも喜ばれそう!
おまけ。こちらが、お守りに描かれている法堂です。鳴き龍がいるのもこちらですね。
相国寺の法堂は、日本で現存する最古の法堂なんですって。さすが、歴史を感じさせますよね。
今日は、相国寺の御朱印やお守りについてご紹介してきました。なかでも、やっぱり伊藤若冲の御朱印は、特別感があってワクワクしちゃいますね!
春と秋だけの特別公開される相国寺。是非この機会に足を運んでみてくださいね。
(ご参考)相国寺の見どころはこちら!
住所:京都市上京区今出川通鳥丸東入相国寺門前町701
アクセス:地下鉄「今出川駅」から徒歩8分
駐車場:なし
拝観料:800円
拝観時間:春秋の特別公開期間のみ10:00~16:30(受付終了16:00)