京都ぶらり散歩&グルメ手帖

京都の定番からガイドブックに載らない穴場まで、観光名所やグルメを発信中!季節のおすすめスポットや寺社の楽しみ方は、MENUから検索!自分らしい旅を楽しもう♪

【真如堂】紅葉染まる参道!三重塔や本堂まで秋の見所散策♪

今日は朝早く起きて、京都の紅葉名所「真如堂(しんにょどう)」へ行ってきました。

 

「そうだ京都、行こう。」の2019年秋キャンペーンの舞台にもなってる真如堂。モミジトンネルと化した参道から三重塔、本堂裏のモミジ林まで超絶美しい紅葉景色が広がっていました!

 

それでは早速、絶景広がる秋の真如堂を写真とともにご覧ください♪

 

 

京都の穴場紅葉スポット『真如堂』

 

今日は朝6時半に神宮丸太町を出発!ひたすら歩いて、金戒光明寺を通り真如堂を目指します。

 

真如堂は少しわかりずらい場所にあるのですが、こんな細い路地を進んでいきます。

f:id:kyotoburari:20191202124705j:plain

人もいなくて、とっても静か。木々も紅葉していい感じ!細い路地が自分だけの場所に連れて行ってくれるような気がしてワクワクします。

 

通りを抜けると、右手に真如堂が見えてきました。

 

わぁ~、めっちゃ綺麗!総門にかかるモミジの鮮やかな色づきに、思わず興奮!まさに見頃です。

f:id:kyotoburari:20191130111243j:plain

そうだ京都、行こう。のお寺なので混雑を心配していたのですが、ご覧の通りの静けさ。

 

地元の方が犬を連れて、紅葉を見ながら散歩している姿が印象的です。おそらくここは、地元のお散歩コースなのでしょう。こんなに素敵な場所が近くにあるなんて、羨ましいなぁ。

 

さて、この門の奥がどうなっているのか?高まる期待とともに、中に入ります。

 

参道はまるで深紅の紅葉トンネル!

 

門をくぐると、思わず「ひゃ~!」と感嘆の声を上げずにはいられない絶景が広がっていました。

 

それがこちら。参道に降り注ぐ大きくて迫力満点のモミジ!深紅に色づいたモミジがあまりにも美しすぎます。

f:id:kyotoburari:20191130080225j:plain

今まで真如堂の秋を知らなかったなんて。そんな自分を悔いながら、今日来れた感動をかみしめます。本当に美しい~!

 

真如堂は、永観2年(984年)に戒算上人が開創した比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺。正式名称は「真正極楽寺」といい、正真正銘の極楽寺という意味が込められているそう。

 

その名の通り、まさにこの景色は極楽そのもの!モミジの花道を進みながら、本堂に向かって歩いていきます。

 

モミジとイチョウが彩る三重塔

 

参道の階段を登ると、右手に美しい三重塔が現れました!

 

モミジに彩られた秋の三重塔。京都らしい風情ある景色にうっとり。

f:id:kyotoburari:20191202131855j:plain

三重塔は、高さ約30メートル。文化14年(1817年)に再建された多宝塔をまつる真如堂のシンボル的な建造物です。 

 

別の角度からも1枚。イチョウの黄色でお化粧し、三重塔が一気に華やぎます。

f:id:kyotoburari:20191202132426j:plain

秋って良いものだなぁ。実はこの時、気温が5度で指先が動かないほど冷え冷え。でも美しい景色のせいで、なかなかこの場を離れられない自分がいました(笑)

 

続いては、本堂の周りを巡っていきましょう。

 

本堂裏は必見!紅葉の楽園を散策♪

 

真如堂の本堂は何度も戦火で焼失し、享保2年(1717年)に再建されました。

 

本瓦葺のどしっとした入母屋造。中央には灯篭が置かれ、鞍馬寺の魔王殿を彷彿とさせます。ここからは心を静粛にといったサインなのかな?

f:id:kyotoburari:20191202195327j:plain

ご本尊に祀られているのは、阿弥陀如来様。造像仕上げの際、阿弥陀如来を刻んだ円仁が「すべての人々、特に女性をお救いください」とお願いすると、如来が三度うなずいたそう。その伝説から真如堂のご本尊は「うなずきの弥陀」とも呼ばれ、女性守護の仏様として信仰されています。

 

本堂の脇に入ると、これまた素晴らしいモミジの苑が広がっていました!

f:id:kyotoburari:20191130114722j:plain

石畳と苔に舞い落ちた、真っ赤な散りモミジも美しいですねぇ。

 

どこまでも続くモミジ林。綺麗すぎるていつまで見ていられそう。

f:id:kyotoburari:20191202195144j:plain

早朝なこともあって、人が少ないのもまた落ちきます。

 

本堂の真裏。こんなに沢山のモミジが植えられているんですね。なんて美しいお寺なんでしょう。

f:id:kyotoburari:20191130113932j:plain今年の春に来たときには気づかなかった真如堂の魅力。これまで見た紅葉スポットのなかでも上位を競う美しさです。

 

柱越しの額縁紅葉。真如堂の庭園「涅槃の庭」「隨縁の庭」が9時から公開されていました。

f:id:kyotoburari:20191203075437j:plain

こちらの庭園は拝観料が500円かかりますが、無料の境内周辺だけでも充分に紅葉を楽しめましたよ♪

 

秋の絶景を静かに楽しめます

 

紅葉を満喫した帰り道。参道の一本裏にも素晴らしいモミジ景色が広がっていました。

 

永観堂を彷彿とさせるモミジのグラデーション!これはもうモミジの真如堂と呼んでも過言ではないでしょう。

f:id:kyotoburari:20191130115206j:plain

ずっと見ていたい美しさ!もうたまりません。

 

真如堂は、静かに紅葉を楽しめる素晴らしいお寺でした!モミジの数が圧倒的で、何よりどこを切り取っても絵になります。

 

あまりに美しくて、気づけば1時間くらいお散歩していました(笑)すごく気に入ってしまったので、また来年も来たいなと思いながらお寺を後にしました。

 

真如堂

住所:京都市左京区浄土寺真如町82

アクセス:市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分

拝観料:本堂・境内無料、宝物・庭園500円

*11/1~12/8は特別拝観につき1,000円

*3月は「涅槃図特別公開」1,000円(あられ付)

駐車場:あり。紅葉期は混雑するため駐車禁止