秋も深まり、紅葉の美しさに心癒されるこの季節。今日は、北野天満宮の「御土居のもみじ苑(おどいのもみじえん)」へライトアップを見に行ってきました!
優しい光に照らされたモミジは、何とも優美で幻想的。朱塗りの太鼓橋から、穏やかに流れる紙屋川まで、見事な紅葉との共演を満喫することができました。
今日は、そんな北野天満宮のライトアップの魅力をたっぷりとお届けします!
- 北野天満宮「御土居のもみじ苑」のライトアップへ!
- 雰囲気最高!紅葉と天満宮の夢の共演
- これぞ北野天満宮の秋♪紅葉降り注ぐ鴬橋
- 茶菓「七軒だんご&北野大茶湯」は絶品!
- 幽玄で神秘的!闇夜に浮かぶ本殿にお参り
北野天満宮「御土居のもみじ苑」のライトアップへ!
北野天満宮は、学問の神様・菅原道真を祀る日本全国の天満宮の総本山。梅の名所としても有名ですが、秋には350本ものモミジが色づく紅葉の名所でもあります。
(ご参考)北野天満宮の見どころや梅情報はこちらをご覧ください♪
さぁ、北野天満宮にやってきました!楼門に続く参道がぽっと照らされて、早くも素敵な雰囲気。
もみじ苑のライトアップ期間中は、境内もこうやって明るく照らされるんですね。お昼間とは違った雰囲気に何だかワクワク!
楼門の前で一礼して中へ入ると、綺麗な花手水が目に飛び込んできました。
カラフルで可愛いお花がたっくさん!真ん中には、北野天満宮の神様のお使い「牛」さんが、ちょこんと座っていました。なんか癒されるなぁ(笑)
水面に浮かぶ、色とりどりのガーベラに紫陽花。最近は花手水をされるお寺が増えていますが、どこも個性があって素敵ですね。
それにしても、紫陽花って11月でも楽しめるんですね。綺麗なお花を見ていると、心もパッと明るくなります。
そして、ここが「御土居のもみじ苑」の入口。北野天満宮のもみじは、こちらで楽しむことができます。
拝観料1000円を支払って、いざ苑内へ!ちょっと高めに感じたのですが、拝観料には老松さんの茶菓とお茶代が含まれていると聞いて納得。
紅葉はもちろん、どんなお菓子を食べられるのかワクワクしてきました♪
雰囲気最高!紅葉と天満宮の夢の共演
さぁ、いよいよもみじ苑に入りましょう!
わぁ~、苑内は見渡す限りモミジ、モミジ、モミジ!赤く色づいた葉が、ライトアップでより一層鮮やかに引き立てられています。
苑内のモミジの数は、なんと350本!「御土居のもみじ苑」の名の通り、そこかしこに自然林のモミジが生い茂っていました。
ちなみに御土居は、豊臣秀吉が洛中洛外の境界や水防のために作った土塁のこと。御土居の内側は、谷のように下がっています。
高低差があるので、色んな目線から紅葉を楽しめるのが面白いですね。竹の手摺りも風情があって、とっても素敵!
おぉ、ライトアップされた本殿が突如目の前に現われました!屋根部分の金色が、眩くて何とも神々しい・・!
紅葉と本殿の雅やかなコラボレーション。北野天満宮ならではの秋景色に、思わず興奮してカメラをパシャパシャしてしまいました。
あ、灯篭に牛さんも発見。こういうのを見つけるのって、楽しくて大好き(笑)
今日もライトアップを楽しむ参拝客を、優しく見守ってくれているのかな。
これぞ北野天満宮の秋♪紅葉降り注ぐ鴬橋
も~みじは続く~よ~ど~こまでも~♪
ライトアップって久しぶりだから、なんか楽しい。気分も高揚しちゃいます。
赤く色づくモミジもあれば、青葉のモミジも。太陽の当たり方によって、色づきもさまざまなんですね。グラデーションがとても美しいです。
さぁ、北野天満宮の紅葉の代名詞「鴬橋(うぐいすばし)」にやってきました!
朱塗りの太鼓橋にキラキラと降り注ぐ紅葉。 なんて幻想的でロマンティックなんでしょう!
橋の下を流れるのは、紙屋川。昔、ここで紙漉きをしていたことから、その名が付けられたそう。
鴬橋のすぐ横には、木々の落ち葉が美しい小道が。北野天満宮の神職さんが、こちらの散りモミジをテレビでオススメされていました。
秋は儚いもの。中には入れないので、外から写真を撮って楽しみます。
写真撮影をひとしきり楽しんだ後は、アーチが美しい鴬橋を渡っていきます。
橋の上から景色を眺めると、目線の先には大勢のカメラマンが。おぉ、あまりゆっくりはできないようです(笑)
再び、苑内の散策へ。
ひんやりした空気が気持ちの良い季節。お散歩も楽しいですね。
昼間に見る紅葉も大好きですが、ムードのある夜も素敵。カップルがデートに来るのも納得です。
あっ、竹林!
青く光る竹とモミジのコラボレーション。情緒があって良いですねぇ。
うわ~、大きな楓の木!
もみじ苑には、樹齢350年から400年の木もあるそう。豊臣秀吉の時代から、大切に守られてきたんですね。なんだか感慨深いなぁ。
赤く色づいたモミジが目の前に。写真は沢山撮ったはずなのに、ついカメラを向けたくなってしまう(笑)
ふぅ、お腹はもう秋でいっぱい!もみじ苑の所要時間は、写真撮影を楽しみながらで40分程でした。
さぁさぁ、歩いた後はちょっと一休憩しましょう。
茶菓「七軒だんご&北野大茶湯」は絶品!
もみじ苑を出ると、温かいお茶をいただける茶会スペースがありました。秋の夜は冷えるので、これはありがたいですね~!
入り口でいただいた老松さんの茶菓「北野大茶湯」は、コロナの影響もあるので、今年はお家で食べてくださいとのこと。なるほど、そりゃそうだ。
ふふふ、美味しそうなお土産も買っちゃいました。老松さんの「七軒だんご」。
お昼に老松さんの生菓子を4つも買ったというのに、さらにお団子追加!ドーン。
だって、我慢できます?店頭でこんなに美味しそうに焼いているのに・・・!
しかも七軒だんごは、もみじ苑限定!買うっきゃない。家に帰って、北野大茶湯といただこう。
で、家でいただいたの図。もうね、みたらし団子の概念が覆るくらい、めちゃくちゃ柔らかいの!とろ~り甘い黒蜜がかかっていて、美味しすぎです。
ちなみに、きな粉が袋で付いていたのですが、かけ忘れました(笑)でも美味しかったので、よし!4本で500円なので、是非食べてみてくださいね。
こちらが「北野大茶湯」。秀吉が北野天満宮で開催した茶会をもじった「ふのやき」です。
こちらも、もみじ苑でしか食べられないお菓子なんですよ~。
袋を開けると、どら焼きのようなお菓子が出てきました。一口食べると、皮がモッチモチ!甘い味噌餡をくるんだ食感がたまらないお菓子です。
なんかレモンのような爽やかな風味だなぁと思ったら、醤油に漬けた山椒が入っているそう。食べた後、しばらく口の中で香りが残って、とにかくめちゃくちゃ美味しい。
さすが老松さんだ・・夜間拝観でパッと配られるお菓子とは思えない美味しさ。これを味わえただけでも、来て良かったと思えました。って、相変わらずの食い意地・・(笑)
幽玄で神秘的!闇夜に浮かぶ本殿にお参り
ライトアップの帰りは、北野天満宮さんにお参りです。
灯りを灯した提灯が、三光門へ続く様は何とも幻想的。まさに古の京へタイムスリップした気分!
もみじ苑を目当てに来たけれど、ここも最高に美しかった~。
「天満宮」と書かれた三光門。迫力があって優美だなぁ。
いつ来ても、この門をくぐるのはワクワクしますね。
さぁ、ご本殿に到着しました。
闇夜に浮かぶ本殿。あまりに神秘的で美しくて、眩暈がしそう。
ライトアップ、めちゃくちゃ良い!お参りまでして、北野天満宮のライトアップは完了と言えましょう。
本殿の上にある鏡に自分を映し、手を合わせます。
今年ももう終わりかぁ。色んな変化があったけど、無事に年末を迎えられることに感謝しかありません。
北野天満宮の秋のライトアップ。初めて来たけれど、もみじ苑で沢山のモミジに出会えて大満足!素敵な1日となりました。
皆さんも、秋の夜長を北野天満宮でゆったり過ごしてみてくださいね。
住所:京都市上京区馬喰町
アクセス:京福電車「白梅町駅」から徒歩5分
拝観料:もみじ苑・梅苑は1000円、境内は無料
拝観時間:4月-9月は5:00~18:00、10月-3月は5:30-17:30。ライトアップは日没から20時まで(期間限定)。
駐車場:あり(無料)