京都ぶらり散歩&グルメ手帖

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【北野天満宮の見所】学業成就の撫で牛に七不思議!梅香る「学問の神様」をぶらり散歩

まだまだ寒い2月の京都。今日は、「北野天満宮(きたのてんまんぐう)」に梅の花を見に行ってきました!

 

「少しでも春を感じて、暖かい気持ちになりたい」そんな願いを込めて、いざ出発!学問の神様・菅原道真を祀る受験生の守り神でもある北野天満宮。

 

今日はそんな北野天満宮の歴史や見どころを、可憐に咲く梅の花とともにお届けします。

 

 

学問の神様「北野天満宮」の歴史

 

北野天満宮は、菅原道真を祀る全国天満宮の総本社。 人々から「北野の天神さん」として親しまれ、毎月25日に開催される「天神市(天神さん)」は、多くの参拝客と露店で賑わいます。

 

さぁ、北野天満宮に到着です!「梅花祭」ののぼりが立ち、梅の季節の訪れに思わず心も浮足立ちます。

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北野天満宮は、平安時代947年に、多治比文子や近江国比良宮の神主神良種、北野朝日寺の僧最珍らが神殿を建て、都の北西の守護する社として、菅原道真を祀ったのがその始まり。

 

勉強熱心で、優れた和歌や漢詩を作った道真公。昌泰2年(899)には右大臣となり、政治家として手腕を発揮します。しかし、昌泰4年(901)に無実の罪で太宰権帥に左遷。その2年後に大宰府で命を落とすことに。

 

しかし、その優れた才能から、江戸時代に読み書き算盤を教えた寺子屋では、天神さまを祀り、道真の御神影が教室に掲げられるなどして、学業成就が祈願されたそう。

 

それが今でも「学問の神さま」「芸能の神さま」として、厚い信仰を集めているんですね。

 

学業成就のご利益を授かれる「撫で牛」

 

参道を歩いていると、道脇にドンっとお座りになっている牛さんを発見!

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艶やかなボディーに、大きく見開いた目が何とも印象的♪

 

こちらの牛さんは「撫で牛」と呼ばれ、頭を撫でると学業成就などのご利益を授かれると言われています。確かに、皆に触られたであろう頭が一際ピカーッと輝いていました!

 

ちなみに何故牛さんなのかと言うと、道真公が丑年生まれであり、牛は天神さまのお使いだと考えられているから。雨風をしのげる様に、牛舎に入ったお姿からも、牛さんが大切に扱われているのが伝わってきますよね。

 

あっ、こんなマーブル柄の撫で牛さんも!石ならではの個性的な模様が可愛いですよね。

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境内には、色んな種類の撫で牛さんがいらっしゃいました。是非、お気に入りの牛さんを見つけて、お願い事をしてみてくださいね。

 

優美に咲く梅と赤目の牛さんにほっこり♪

 

長い参道を抜けると、楼門に到着しました!

 

この日は生憎の曇り空でしたが、久しぶりの北野天満宮に私の心は晴れ模様(笑)

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勉学に励む多くの人々が訪れる北野天満宮。皆さん色んな思いを持って、この門をくぐっていかれるんだろうなぁ。

 

そう言えば、私の母も弟が受験した時に、北野天満宮へ参拝に訪れたそう。う~ん、親の愛ですねぇ。

 

楼門の柱には、菅原道真が詠んだ歌が。「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と書かれています。

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これは、道真公が大宰府に左遷される時、自分の家の梅を見て読んだ歌なのだそう。訳すと「東風が吹いたら、私のいる大宰府まで梅の花の匂いを届けておくれ。私がいないからと言って、春を忘れてはいけないよ」という意味になります。

 

う~ん、なんて切ない!道真公の梅への愛、そして都を去る無念というか寂しさが、ひしひしと伝わってきます。梅の花は、今も昔も私たちの心を明るく灯してくれる存在なんですね。

 

さぁ、楼門をくぐると、真っ白に咲いたの花が迎えてくれました!梅の下には、にっこり微笑んだ赤目の牛さんの姿も。優しい表情が、可愛くて癒される~。

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満開の梅の下で、牛さんもちょっぴり嬉しそう!梅の花に近づくと、ほんのり良い香りが漂ってきます。季節の香りっていいなぁ。一瞬で幸せな気分に誘われます。

 

ピョンピョンッと伸びた雄しべが可愛いですね♪春と言えば桜をイメージしますが、どこか奥ゆかしい梅にも心が惹かれる今日この頃。

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北野天満宮は、50種類の梅が1500本も植えられている梅の名所見頃は2月上旬から3月下旬にかけて。2月中旬の今日は、早咲きの梅を楽しむことができました。 

 

ピンク色の梅も発見!今にも花開きそうな蕾も可愛いですね。

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春の足音が、刻々と近づいています。

 

その昔は、桜よりも人気があったという梅の花。どこか控えめな姿が、日本人好みだったのかな?f:id:kyotoburari:20201221150238j:plain

今となっては、ちょっと珍しい梅のお花見。何だか新鮮な気分で楽しめます。

 

梅の時期になると、苑(入苑料¥800)が公開される北野天満宮。お茶菓子が付いて、夜にはライトアップも開催されるんですよ~!

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この日はまだ、梅苑の梅はチラホラとのことで、私は境内でお花見を楽しむことに。もちろん、境内だけでも十分に梅の花を楽しめるのでご安心を♪

 

ちなみに、紅葉の名所でもある北野天満宮。秋には「もみじ苑」が公開され、ライトアップを楽しめます。よろしければ、こちらも参考にしてみてくださいね。

www.kyotowalk-gourmet.com

 

さぁそれでは再び歩いて、三光門へと向かいましょう。

 

北野天満宮の七不思議「星欠けの三光門」

 

北野天満宮には、古くから伝わる7つの不思議「天神さまの七不思議」があるのをご存知ですか?今日はそんな七不思議の中から、気になるものをいくつかピックアップしてご紹介していきます!

 

まずその1つが、こちらの「三光門(さんこうもん)」。可憐に咲いたとの競演が何とも美しい。f:id:kyotoburari:20190216113343j:plain

門の上には、後西天皇御宸筆という勅額が。生命力漲る「天満宮」の文字がすごく良いですよねぇ。

 

さて、三光門の三光とは「日・月・星」のこと。一般的には、梁の間にそれらの彫刻を施したものが三光門と呼ばれています。

 

早速、門の下から天を見上げると・・ありました!太陽(日)と月。

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それじゃあ、星はどこかにあるのかな?う〜ん、どこを探しても見当たりません。

 

そう、北野天満宮の三光門には、星の彫刻がないんです。「え、それだと二光門になっちゃう」と思ったそこのあなた!

 

実は、星は空に輝く北極星を指しているのだとか。きゃあ、お洒落〜。かつて帝が、大極殿から北野天満宮に向かって祈りを捧げた際、三光門の真上に北極星がキラキラと輝いていたそう。

 

そんなエピソードに由来して、北野天満宮の三光門は「星欠けの三光門」と呼ばれるようになったそうな。

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なるほど、なんてロマンチックなお話!皆さんも三光門をくぐる際は、空に輝く星をイメージしながら、屋根裏にある太陽と月を探してみてくださいね。

 

本殿に参拝!境内で一頭だけの「立ち牛」

 

さぁそれでは、ご本殿に参拝しましょう!

 

こちらの本殿は、日本最古の八棟造として国宝にも指定されるもの。黄金色の装飾に、華やかで緻密な彫刻がとても美しいんですよ~。

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特に印象的だったのが、天井部分に置かれた沢山の。キラキラと輝いているのが、見えますでしょうか?

 

この鏡は、「参拝時に自分を映すことで自らにも誓う」という意味が込められたもの。なるほど、願いを叶えるためには、自分自身の努力もここで誓うという訳ですね。すっと背筋が伸びる気がします。

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そして鏡の手前には、一頭の黒い牛の彫刻が。実はこちらも、北野天満宮の七不思議の1つ。

 

北野天満宮には数多くの牛の像や彫刻がありますが、そのほとんどは、伏して座ったものばかり。

 

そんな中、この牛さんだけが立った姿をしているんです!確かに、すくっと後ろ足があがっていますよね?

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唯一の立ち牛」と呼ばれるこちらの牛さん。体をうねって、今にも走り出しそうな雰囲気です。

 

なるほど、こんな個性的な牛さんがいたんですね!北野天満宮の豆知識。知っているだけで、参拝がより一層面白くなりますね。

 

お参りした後は、本殿裏の摂社へ。摂社の周りにも、梅の花が見事に咲いていました。綺麗だなぁ。

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北野天満宮は、本当に沢山の梅が植えられているんですね。ほっと気持ちが和らいで、寒さも吹き飛びそう!

 

そして、冬の寒さを吹き飛ばすものと言えば、受験生の熱気ですよね!続いては、そんな受験生の熱い想いが溢れる場所へと向かいました。

 

合格祈願!2月の絵馬の量がすごかった。

 

今回私が北野天満宮を訪れて、一番驚いたのがその絵馬の数!

 

こちらをご覧ください。ずらりと並ぶ合格祈願の絵馬、絵馬絵馬!今にも溢れ出しそうな、このボリューム感!

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絵馬には「〇〇大学に合格しますように」など、気持ちの込もったメッセージが書き込まれていました。おぉ、何だかこちらまで熱くなってきます。

 

近くには、撫でるとと1つだけ願いが叶うと言われる「一願成就のお牛さん」が。これはもう、合格を願って撫でさせていただくしかありません・・!

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それにしても、もう絵馬を掛ける場所はないんじゃないかって位、すごい数。こんなに大量の絵馬が重なる姿は初めて見ました。

 

北野天満宮では、合格祈願のお祓いもされているそう。受験生への応援体制はバッチリですね。いよいよ本番。受験生の皆さん、頑張ってくださいね!

 

受験生必見!落ちない「大黒天の灯籠」

 

続いて、またまた北野天満宮の七不思議スポットをご紹介!

 

それが、三光門の東南に立つ「大黒天の灯篭」。大黒様の像が石灯篭に刻まれています。

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江戸時代、大黒屋を中心とする質屋組合に奉献されたこちら。大黒様の口に小石をのせて落ちなければ、その石を財布に入れて祈るとお金に困らない」と言われているんです!

 

なになに~そうと聞いたら、やらずにはいられません(笑)私もトライ!

 

これが結構難しくて。口の底が思いのほか、狭いんです。小さな石で試してみたのですが、残念ながら乗らず!

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しか~し、手先の器用な夫は乗せていましたよ。くぅ、羨ましか。でも、小石を持って帰るのは忘れたというオチ(笑)

 

ちなみに、この「落ちない」という言葉が、受験生の心をキャッチ!「志望校に落ちない」という意味で、合格を祈願される方もいるのだとか。

 

なかなか乗せるのは難しいですが、運試しの気持ちで挑戦してみてくださいね。

 

新年のお楽しみ♪梅の縁起物「思いのまま」

 

境内を歩いていると、気になる梅の縁起物を発見!

 

それが、北野天満宮の梅の枝で作られたという「思いのまま」。ちょこんと付いた瓢箪が可愛いですね~。こちらは、災難厄除や学業成就のご神徳を授かれる縁起物

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お家に帰って、枝を水に挿しておくと、梅が花を咲かせるんですって!北野天満宮で蕾を付けた梅が、開花とともに邪気を払ってくれるんですね。瓢箪の中には玄米が入っていて、お米に混ぜて炊くと厄除けになるのだそう。

 

新年に数量限定で販売される「思いのまま」。お土産に1つ、北野天満宮の福をいただいて帰るのはいかがでしょうか?

 

今日は梅の開花とともに、春の訪れを感じられた素敵な1日でした!お花を見ると、やっぱり心がほころびますね♪

 

梅はもちろん、紅葉に青もみじと季節を問わず楽しめる北野天満宮。皆さんも是非、学問の神様のもとへ参拝に訪れてみてくださいね。

 

(ご参考)

・北野天満宮のお守り、おみくじ、御朱印情報はこちらから!

www.kyotowalk-gourmet.com

 

・梅好き必見!下鴨神社では、尾形光琳の描いた梅に出会えますよ♪

www.kyotowalk-gourmet.com

 

北野天満宮

住所:京都市上京区馬喰町

アクセス:京福電車「白梅町駅」から徒歩5分

拝観料:もみじ苑・梅苑は1000円、境内は無料

拝観時間:4月-9月は5:00~18:00、10月-3月は5:30-17:30。ライトアップは日没から20時まで(期間限定)。

駐車場:あり(無料)