京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【伏見稲荷大社の見どころ】千本鳥居から一ノ峰へ!神秘の稲荷山をお山めぐり

京都随一の人気観光スポット「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」。日本トップクラスの参拝者数を誇り、「お稲荷さん」として親しまれる全国稲荷神社の総本宮です。

 

今回は、伏見稲荷大社の神様が降り立ったとされる稲荷山をぐるっと一周「お山めぐり」遥か彼方まで続く千本鳥居に、境内を厳しく見守る狐さんさまざまなご利益を授かれるお社まで、神聖かつ超過酷な稲荷山をがっつり登山してきました。

 

今日はそんな「お山めぐり」と合わせて伏見稲荷大社の見どころや楽しみ方を徹底レポート時間に合わせたオススメ参拝コースもご紹介していきます♪

 

 

1300年の歴史を誇る『伏見稲荷大社』

 

伏見稲荷大社は、京都駅から電車で5分。JR「稲荷駅」で降りてすぐの場所にあります。(周辺道路は狭いですが、無料駐車場もありますよ。)

 

この日は気合を入れて、早朝6時半に伏見稲荷大社に到着!

 

空が美しい朝ぼらけのお稲荷さん。まだ人も少ない時間帯。澄んだ空気が何とも心地の良い朝です。

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全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社。私がお参りを終えた9時には、すでに大勢の参拝者が参道にいらっしゃいました。混雑を回避するには、なるべく早朝の参拝が良さそうです。

 

鳥居をくぐると、目の前には立派な楼門が!この楼門は、豊臣秀吉が母・大政所の病気平癒祈願の成就に伴って1589年に寄進されたもの。威風堂々、当時の姿そのままに華やかな存在感を放っていました。

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そして、楼門の左右をご覧ください。あっ、狐さん!あれ、何かを咥えているぞ。ちょっと階段を上って、近づいてみましょう。

 

鍵・稲穂・玉・巻物を咥える狐さん

 

伏見稲荷大社を歩いていると、その狐さんの数に驚くはず!なぜこんなに狐さんがいるかと言うと、「伏見稲荷大社の神様のお使いが狐さん」だから

 

伏見稲荷大社では、狐さんを神様に仕える目に見えない存在として、「白狐(びゃっこ)」さんと呼んで崇めているんですね。

 

楼門の下で、私が初めて出会った狐さん。口には「」を咥え、こちらをギロリと見つめています。おぉぉ、ものすごい迫力!

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境内に神田を持ち、神様にお供えする米を作っている伏見稲荷大社。この鍵は、お米を収める蔵の鍵を意味しているそう。なるほど、神様に献上する大切なお米を狐さんが守っているんですね!それにしても鋭い睨み、これなら安心です。

 

狐さんが咥えるアイテムは、全部で4種類。

 

本殿近くには、「稲穂」を咥えた狐さんもいらっしゃいました!これが神様に献上するための稲穂というわけですね。

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毎年10月になると、稔った稲を収穫する「抜穂祭」が行われる伏見稲荷大社。青空の下、たわわに稔った黄金色の稲穂が輝いていました。

 

こちらは、神様の力を示す「玉(宝珠)」を咥えた狐さん。大きな美しい目に、立派な尻尾が何とも男前です。

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鍵の狐さんと同じく、楼門の下にいらっしゃいましたよ。

 

知恵の象徴である「巻物」を咥えた狐さんも。巻物の中には、稲荷大神様の御神徳が綴られているそう。

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写真は、稲荷山のお塚で撮影したもの。お山めぐりでは、巻物を咥えた狐さんに沢山出会うことができるので、是非探してみてくださいね!

 

ご利益は商売繁盛に家内安全!本殿に参拝

 

さぁ、それでは「お山めぐり」の前に、神様にご挨拶させていただきましょう!

 

奈良時代の和銅4年(711)に創建された伏見稲荷大社。本殿には、五穀豊穣の神様「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」を中心に、五柱の神様が祀られています。

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授かれるご利益は、商売繁昌をはじめ、家内安全、諸願成就などさまざま。願い事を心で唱えながら、神前でそっと手を合わせます。

 

本殿の手前には、「外拝殿(げはいでん)」が。こちらは、お神楽を奉納する時などに使われるそう。

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よ~く見ると、天井から吊り下がる黒い灯篭が見えますでしょうか?

 

この灯篭は「黄道十二星座」を表現していて、絵柄がとっても可愛いんです!左が獅子座で、右が双子座。夜になると灯りが灯って、さらに素敵なんですよ~。

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特に着物で寄り添う双子座の男女が可愛くて、来る度にいつも眺めてしまいます(笑)全部で12基あるので、お参りの際は是非注目してみてくださいね。

 

<所要時間別>伏見稲荷参拝おすすめ3コース

 

さて、伏見稲荷大社の見どころを詳しくご紹介する前に、おすすめの参拝コースをご案内!

 

境内図をご覧の通り、とても広い伏見稲荷大社。稲荷山まで一周すると、軽く2時間コースになります。

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京都に来たら、色んな名所を回りたい方も多いはず。そこで、お時間があまりない人のためにも、所要時間別のおすすめコースを作ってみました

 

<奥社奉拝所>千本鳥居を満喫!お手軽コース

・主な見どころ:千本鳥居、おもかる石

・所要時間:30分

<四つ辻>京都市街を一望!プチ登山コース

・主な見どころ:上記+熊鷹社、三徳社、京都市街を一望

・所要時間:80分

<一ノ峰>目指せ山頂!稲荷山一周コース

・主な見どころ:上記+眼力社、薬力社、御剣社、一ノ峰、荒木神社

・所要時間:120分

※<>内は最終目的地。

※所要時間は、本殿から各ポイントを見て回った往復時間です。

 

コースは全部で3種類!伏見稲荷大社のシンボル「千本鳥居」が目的の方は、気軽に楽しめる①がオススメ。実際に、奥社奉拝所にお参りして帰られる方も多いんですよ。

 

けれど、奥社奉拝所に来たあなたはきっと思うはず。「余裕じゃん!もっと行ける。」。そんな時は、京都市街の眺望も堪能できる四つ辻まで!プチ登山ではありますが、伏見稲荷大社ならではの「お塚」や神聖な稲荷山の雰囲気を楽しめますよ。(ちなみに、服装はスニーカーであれば問題ありません

 

そして、伏見稲荷大社のすべてを見届けたい方は、③の稲荷山一周コースを!四つ辻までしか行ったことのない私は、今回③をチョイス。階段が相当キツイですが、魅力的な摂社に厳かな稲荷山の雰囲気を存分に味わえますよ登山でたっぷり汗を流した後は、気分爽快!日頃の疲れも吹き飛びます。

 

「お山めぐり」スタート!千本鳥居から奥社奉拝所へ

 

さぁ、それではいよいよ稲荷山一周「お山めぐり」のスタートです!まずは千本鳥居を通って、奥社奉拝所を目指します。

 

朱に染まる幻想的な千本鳥居

 

本殿を抜けて歩いて行くと、千本鳥居の入口に到着しました。

 

細長い参道には、稲荷塗の鳥居がずらり!念願の稲荷山登山に、心なしか足取りも軽やかです。(この後、地獄の登山が待っていたとは・・!)

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「奉納」の文字からも分かるように、伏見稲荷大社の鳥居はすべて参拝者によって納められたもの。その歴史は古く、なんと江戸時代から鳥居奉納の文化は続いているそう。

 

商業が発展し始めた江戸時代。伏見稲荷大社は、五穀豊穣だけでなく商売繁盛のご利益もあると考えられ、願掛けの意味を込めて鳥居が奉納されてきたそうな。なるほど、今も昔も、商売する人の心の拠り所であったわけですね。

 

しばらく歩いていると・・・

 

朱色に輝く幻想的な鳥居のトンネルが目の前に!遥か彼方まで連なる千本鳥居は、もう圧倒的な美しさ。人もいなかったので、この風景を朝から独り占め。贅沢すぎるっ!

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それにしても、出口が見えないくらい、すごい鳥居の数。「千本鳥居だから、やっぱり1000本くらいあるのかな?」と思いきや、これは数が多いことの比喩であって、実際には何本あるかは不明だそう。これから登る稲荷山も、すごい鳥居の数だったし、個人的には全部で千本以上あるんじゃないかと予想!

 

鳥居の中は、もう息ができないくらい朱の世界。ここは現実なのか夢なのか、何だか不思議な感覚。歩いているだけで楽しいって、このことかも。

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間隔を空けることなく、建ち並ぶ鳥居。鳥居の数は、人々の願いの数。伏見稲荷大社では、今も鳥居を奉納したい人が順番待ちをしているんですって!

 

ちなみに鳥居の初穂料は、一番小さいサイズで21万円。おぉ、ギリギリ出せなくもない絶妙な価格!むしろ、伏見稲荷大社に自分の名を納められるなら安いくらいかも?

 

って、何を乗り気になっているんだ私は(笑)価格はサイズと奉納場所で決まるそうなので、お商売をされている方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。

 

奥社奉拝所に到着!おもかる石で運試し

 

千本鳥居を抜けると、奥社奉拝所(通称「奥の院」)に到着しました!

 

奥社奉拝所は、神様が降臨された稲荷山を遥拝する場所。社殿の後ろに位置する三ヶ峰に向かって、手を合わせましょう。

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写真を撮り忘れてしまったのですが、境内には狐さんの絵馬も掛けられていましたよ。

 

そして、奥社奉拝所の一番の見所と言えば「おもかる石」。石灯篭の前で、願い事を念じながら頭の丸い石(空輪)を持ち上げ、「その重さが自分の予想よりも軽ければ願い事は叶い、重ければ叶い難い」とされている不思議な石なんです!

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早速私もトライ!お、、重い。。いや、普通にめっちゃ重いよ?「軽かったらどうしましょ」なんて淡く期待した自分を呪ってやりたいくらい、重い(笑)

 

ちなみに主人は、「軽かった!」と。「なにーー男女の腕力の差だ!」と一瞬ムキになった野暮な自分を反省。きっと彼の願いが叶う日も近いのでしょう。

 

目指せ四つ辻!個性的なお塚&摂社を巡ろう

 

奥社奉拝所でお参りした後は、次なる目的地「四つ辻」を目指します。個性的な摂社から「お塚」まで、伏見稲荷大社ならではの見どころをご紹介していきます!

 

『根上がりの松』に株価上昇祈願!

 

奥社奉拝所を出てすぐに出会ったのが、一方の根が地表に持ち上がった「根上がりの松」。確かに、根っこが奇妙な形に持ち上がっていますよね?

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根上がりの松は、証券会社や株に関する人から「値(根)が上がるのを待つ(松)」と言われ、その縁起の良さから篤い信仰を集めているそう!

 

さらに、膝や腰の痛みにもご利益があるとされ、木肌を撫でて自分の身体の痛む場所を撫でると、痛みが治まると言われています。

 

松の根の間をくぐる事でもご利益が授かれるそうなので、足腰が気になる方は是非トライしてみてくださいね!

 

自分で建てるお稲荷さん『お塚』

 

伏見稲荷大社を歩いていると、沢山の「お塚」に出会うことができます。お塚とは、参拝者が自分の叶えたい願いを込めて作った神社のこと。

 

千本鳥居を抜けて、最初に出会ったお塚群がこちら。石碑に鳥居、狐さんと独特な雰囲気が妙に惹きつけられます。

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人々の願いが込められた社の数々。自分だけのお稲荷さんを造れるなんて、すごい!

 

この「お塚信仰」は、伏見稲荷大社独特のもので、境内にはなんと1万ものお塚があるそう。

 

道中で出会ったお塚「白姫大神」。白肌の美しい女性になれますように、という意味が込められているのかな?

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お塚に込められた願いは、人それぞれ。巻物や玉を咥えた狐さんが、しっかりと見守っておられました。

 

お山のぼりでは、参拝者の想いが込められたユニークな神社に出会うのも楽しみの1つ。少し時間に余裕を持って、気になるお塚の前で足を止めてみてくださいね♪ 

  

揺れる蝋燭!勝負の神様を祀る『熊鷹社』

 

お塚を満喫し、少し登ると見えてきたのが勝負の神様を祀る「熊鷹社(くまたかしゃ)」

 

ゆらゆらと揺れる蝋燭。お寺ではよく見る光景ですが、神社で蝋燭に火が灯っているのは珍しいかも!

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この蝋燭は参拝者が奉納したもので、熊鷹社の正面にある売店で買うことができます。大きいサイズのものには、自分の名前を書いて奉納できるそうですよ♪

 

皆さんも、いざという勝負時にお1つ奉納されてみてはいかがでしょうか?

 

水産業者にご利益のある『三徳社』

 

熊鷹社にお参りした後は、鳥居の連なる階段をテクテクテク。きたきた~階段地獄(笑)

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稲荷山の澄んだ空気が心地良く、足は重いものの、心は軽いのです。(実はこの時、産後3カ月で体力落ちまくり。でも、久々の外出に浮き足立っていました(笑))

 

さぁそうこうしているうちに、衣食住の神様を祀る「三徳社(さんとくしゃ)」に到着です!玉垣には、「魚がし」の文字が。

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そう、三徳社は衣食住の中でも食、とりわけ「水産業」に携わる人にご利益があるとされているんです。

 

その昔には、江戸から水産業者が訪れ、正面にある三徳亭に泊まり、一か月にわたって祈願したそう。水産業に特化した神社とは、何とも面白いですよねぇ。

 

伏見稲荷大社には、こういったユニークな摂社が沢山あるんですよ~。

 

四つ辻』に到着!京都市街を一望

 

さぁ、三徳社から歩いて5分。階段を登っていると、突如目の前が拓け「四つ辻」に到着しました。

 

ふぅ、登った~!爽やかな達成感に、心地の良い疲労感。四つ辻と言うだけあって、道も4つに分かれていました。

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ここまで登ると、小腹も減るというもの。そんな時は、右奥に見える「にしむら亭」さんに立ち寄るのがオススメ!お稲荷さんらしく、いなり寿司きつねうどんがいただけますよ ♪

 

私が来たのは朝7時だったこともあり、お店はまだオープン前。ひとまず水で凌いだものの、お昼の空腹感がすごかったです(笑)

 

そして後ろを振り返ると、京都市街を見渡すパノラマビューが!遠くには山々が連なり、「あぁ、京都ってやっぱり盆地なんだな」としみじみ(感想それかいっ)。

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階段横の小さなスペースでは、景色を楽しみながら座って寛ぐ人の姿も。唯一眺望を楽しめる場所でもあるので、この四つ辻を目的地とするのもオススメです。

 

さて先を急ぐ私は、束の間の休憩を取り、さらなる登山へ突入!ここからが、本当にキツかった~!

 

山頂まであと一息♪稲荷山を登って健康祈願

 

いよいよ目指すは、稲荷山山頂!果たして、初の登頂なるか!?波乱に満ちた後半戦の幕開けです。

 

右回り?左回り?登山ルートを確認

 

稲荷山の山頂は、四つ辻を起点としてぐるっと一周登って戻れるようになっています。そこで問題となるのが、「右回りで行くか?それとも左回りで行くか?」ということ。

 

ちょっと調べてみると、正式には「右回り」で、楽に登れるのは左回りとのこと。

 

なるほど、じゃあ右回りで決まり!だって正式ルートで参拝したいじゃん?・・左回りで行けば良いものを、我ながらなんて律儀なんだ!

 

こちらの鳥居が、右回りルートのスタート地点。

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それではいよいよ、山頂に向けて出発です!

 

眼病にご利益のある『眼力社』

 

四つ辻から歩いて5分。「眼の病が良くなる」「先見の明・眼力が授かる」ご利益のある「眼力社(がんりきしゃ)に到着しました。

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眼病を抱えた方をはじめ、経営者や相場関係者が多くお参りに訪れる眼力社。境内には、参拝者が納めたミニ鳥居が所狭しと並べられていました。

 

鳥居の横を見ると、竹を咥えて足をピョンッと跳ね上げた狐さんの手水が。稲荷山を駆け下りて来たのでしょうか?躍動感たっぷりなお姿に、何だか心も和みます。

f:id:kyotoburari:20210303104531j:plainこちらの狐さんの手水は、お山めぐりの隠れた人気スポット。眼力社を訪れた際は、是非一緒に写真を撮ってみてくださいね♪

 

厳かな滝にドキリ!健康長寿の『薬力社』

 

眼力社から山を登ること5分。「薬力社(やくりきしゃ)」にやってきました!

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無病息災や健康長寿をはじめ、薬効・薬害防止のご利益を授かれる「薬力社」。眼力社は目の神様だったし、伏見稲荷大社には健康にまつわる神様が沢山いらっしゃるんですね!(薬力社の横には、喉にご利益のある「おせき社」もありましたよ。)


石の鳥居をくぐると、何だか面白いワラジの束を発見!これは「ねがいかけ草鞋」と言って、奉納すると「藁にもすがる思い」が成就するのだそう。

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草鞋をよく見ると、「足腰守護」や「病気平癒」と書かれた布が一緒に奉納されていました。私も最近腰痛が・・いつまでも健康でいたいものですね。

 

薬力社の隣には、水行が行われるという「薬力の滝」が。

 

ここ、めちゃくちゃ怖かった・・!さすが修行する場所だけあって、ゾッと身震いするほど張り詰めた空気。狐さんが「何者ぞ」と厳しく見張っていらっしゃいます。

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「この滝の水を飲むと病気が治る」と昔から信じられてきたため、「薬力」という名が付いたそう。

 

ひゃ~、あまり長居するのも失礼だと思い、そそくさと退散!伏見稲荷大社の中で、一番心拍数の上がった場所でした。

 

薬力社の正面にある薬力亭では、奉納用の鳥居も販売されていました。おぉ、結構良いお値段!納める方の強い想いが感じられますね。

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薬力亭では、ご神水で作られたコーヒーやゆで卵をいただくこともできますよ♪ご神水が使われているなんて、健康長寿のご利益が授かれそう!

 

是非、足休めに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

名刀「小狐丸」ゆかりの『御劔社』

 

薬力社から歩いて3分。「御劔社(みつるぎしゃ)」に到着しました!

 

まだ朝ということもあり、ポッと灯りの点いた石灯篭が何だか幻想的。

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御劔社は別名「長者社」と言って、ご祭神には加茂玉依姫(かものたまよりひめ)が祀られています。

 

かつて三条小鍛冶宗近が勅命を受け、稲荷大神様の助けを得ながら、名刀「小狐丸」を鍛えたエピソードのある稲荷山

 

御劔社には、そんな「刀」をモチーフにした手水がありました!ほぉ、刀型とは珍しい!刀剣ファン必見です。

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他にも、ご神蹟である「劔石(雷石)」に「焼刃の水」と呼ばれる井戸のある御劔社。少し足を止めて、刀ゆかりの地を歩いてみるのも面白いですよ♪

 

ついに山頂「一ノ峰」に到着!稲荷山は神秘的で過酷だった

 

さぁ、いよいよ山頂に向かってラストスパートです!

 

神様が降り立ったという稲荷山。息も絶え絶えな登り坂とは裏腹に、神秘の山に足を踏み入れている高揚感が背中を押してくれます。

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稲荷山に連なる千本鳥居。どこか異様でありながら美しい。空高く伸びる杉はすべてご神木で、鳥居にも使われているそう。

 

とはいえ、もう足はガクガク!登山前にイメージしていた「稲荷山のパワーを浴びながら、笑顔でハイキングを楽しむ私」は、もはや幻想に。

 

登るのに必死で、景色を楽しむ余裕なんてねぇ・・!!静寂の稲荷山に響きわたる、我が呼吸の乱れたる音。

 

顔を上げると、うぎゃ~!遥か彼方まで続く階段。ゴールは?ゴールが見えないんですけどー!!

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神様、根性なしの私をお許しください。もう引き返します〜!

 

そんな葛藤が心に渦巻きながらも、「ここまで来たんだから、山頂を見ないともったいない!」というもったいない心が発動。

 

五段登っては一休みしながら、山頂を目指すことに。颯爽と山を駆け抜けるランナーとすれ違っては、息を切らした牛歩の自分が恥ずかしいやら可笑しいやら(笑)

 

最後の気力を振り絞って、ついに山頂「一の峰」に到着!うわぁ、登りきったぞ~。汗はダラダラ。でも、達成感で気分は爽快!

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石段を上って、ご祭神である末広大神様に手を合わせます。

 

一の峰の標高は233mで、稲荷山の最高峰。展望台はあるのかな?と周りを見渡しても、特になさそう。そりゃそうだ、ここはお参りする場所なんだった!

 

さぁ気分もすっきりした所で、下山開始です。

 

神蹟を巡りながら下山しましょう

 

いやぁ、下山は天国天国。下りの階段が、こんなにも楽だとは!

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登りとは打って変わって、軽やかに駆け降ります。

 

二ノ峰・間ノ峰・三ノ峰にお参り

 

帰りの見どころは、神蹟である「二ノ峰」「間ノ峰」「三ノ峰」。

 

それぞれのお社には、青木大神・伊勢大神・白菊大神が祀られていました。

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「二ノ峰(左)」「間ノ峰(中央)」「三ノ峰(右)」

神蹟とは、かつて祠があり神様がお鎮まりだった場所のこと。明治時代に七つの神蹟地が確定され、このような親塚が建立されたようです。

 

山頂まで登り切って満足した所ではありますが、お時間のある方は是非こちらもお参りしてみてくださいね。

 

建替え中の貴重な千本鳥居に出会う!

 

本殿に向かって歩いていると、大きな穴を発見!そう、これは鳥居が掘り起こされた跡。

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一度奉納された鳥居はずっとそこにあるわけではなく、10年程で建て替えられるのだそう。なるほど、こうやって新陳代謝がなされているんですね。

 

道中では、神社の方が鳥居に「文字入れ」をされていました。おぉ、これは貴重な瞬間!

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鳥居は、赤い塗料で5回ほど重ね塗りして作られるそう。こうやって日々生まれ変わりながら、千本鳥居の歴史は紡がれていくんですね。

 

おわりに

 

今回初めて経験した「お山めぐり」。なかなかハードな登山ではありましたが、千本鳥居だけではない伏見稲荷大社の魅力に沢山出会うことができました!

 

下山後は、心身ともにリフレッシュ!伏見稲荷大社を丸ごと楽しめるので、皆さんも是非チャレンジしてみてくださいね。きっと素敵な思い出になりますよ♪

 

伏見稲荷大社

住所:京都市伏見区深草薮ノ内町68

アクセス

・JR奈良線「稲荷駅」から徒歩すぐ

・京阪「伏見稲荷駅」から徒歩5分

拝観時間:終日可(授与所8:30~16:30)

拝観料:自由参拝

駐車場:あり