6月を彩る花と言えば、紫陽花。今日は梅雨を楽しむべく、京都の紫陽花の名所「三千院(さんぜんいん)」へと行ってきました!
初夏ということもあって、境内には生き生きと輝く青もみじや苔の姿が。爽やかなグリーンにカラフルな紫陽花と、境内は幻想的で明るい雰囲気に包まれていました!
今日は、そんな紫陽花咲く三千院の魅力を写真と共にたっぷりお届けしていきます。
- 新緑美しい初夏の『三千院』へ!
- 絶景!苔と青もみじが織りなす緑の世界
- 苔の海原で微笑む『わらべ地蔵』にほっこり♪
- 大原の豊かな自然の中で『紫陽花』を満喫!
- 猫地蔵に鳥地蔵!?可愛すぎる『おさな六地蔵』
新緑美しい初夏の『三千院』へ!
市内から少し離れた場所にある三千院。近くの駐車場に車を止めて向かいます。
三千院への道中は、とっても自然豊か。川のせせらぎを聞きながら歩いていると、本当に癒されますね。空気もひんやり、新緑も気持ちが良いな~!
足元では、ユキノシタが真っ白な可愛い花を咲かせていましたよ♪
さぁ、三千院に到着です!今日は梅雨だというのに見事な快晴。雨でも美しい三千院ですが、晴れると傘がいらないので楽チンですね。
天台宗五箇室門跡の1つである三千院。受付で拝観料700円を支払って、客殿の中へと入ります。
客殿前には、新緑に染まる池泉式庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」が広がっていました!丸く刈り込まれた植栽が美しいですよねぇ。
元気いっぱい、青々とした新緑が眩しい6月。皆さん縁側に座って、庭園をのんびり眺めておられました。
右手に見える大きな楓も紅葉すると綺麗なんだろうなぁ。早くもまた三千院を訪れる理由ができました(笑)
絶景!苔と青もみじが織りなす緑の世界
庭園を抜け、宸殿にお参りし振り返ると・・
あら絶景!一面に広がる苔に降り注ぐ、爽やかな青もみじ。まるで異世界にタイムスリップしたかのような美しさ!
この景色、本当に大好きだなぁ。眺めているだけで、心が洗われます。
パンフレットに使われている構図でも1枚。杉木立に囲まれた「有清園(ゆうせいえん)」です。
これぞまさに、苔の絨毯!太陽光で輝く姿がこれまた美しい。
苔と青もみじ。初夏が魅せる最強のコラボレーションですね。
もみじの葉が繊細で美しく、しばし見入ってしまいました。
「苔と杉木立の楽園」の奥に浮かび上がるのが「往生極楽院」。国宝・阿弥陀三尊像が安置されています。
こちらの菩薩様は、体を前屈みにして跪く「大和坐り」と呼ばれる珍しいお姿をされています。お参りの際は、是非注目してみてくださいね。
苔むした庭園は、どこから見ても美しくて。時折聞こえる鴬の囀りにも癒されたり。
さて突然ですが、この美しい苔の上に「お地蔵さん」が隠れているのがお分かりですか?続いては、三千院の人気者「わらべ地蔵」さんをご紹介していきましょう!
苔の海原で微笑む『わらべ地蔵』にほっこり♪
三千院で苔を追っていると、目に飛び込んでくる可愛い存在。
それが、こちらの「わらべ地蔵」さん!苔の海原で寝そべるお地蔵さんに、2人仲良く寄り添うお地蔵さんも。
ふふふ。見つけた瞬間、思わずにんまりしてしまう愛らしさ!
すぐ近くには、小さなおててを合わせたお地蔵さんも。
優しい微笑みにこちらまで癒されます。
さらに、池の傍でもお地蔵さんを発見!頭まで苔が生えていて、何だかキュンとしちゃいました(笑)
見ているだけで、ほっこり優しい気持ちになれる「わらべ地蔵」さん。皆さんも「有清園」を歩かれる際は、是非その愛らしいお姿を探してみてくださいね!
大原の豊かな自然の中で『紫陽花』を満喫!
お地蔵さんに癒された後は、今回の一番の目的「あじさい苑」へと向かいましょう!
京都の紫陽花の名所として知られる三千院。この時期には「あじさい祭」が開催され、多くの人で賑わいます。
苑内に一歩足を踏み入れると・・
わぁ~綺麗!自然豊かな大原の山々を背景に、カラフルな紫陽花が一面を彩ります。
なんて開放的で雄大な景色なんでしょう!まさに三千院ならではの紫陽花の楽しみ方です。
上を見上げると、金色不動堂まで続くブルーの紫陽花が。
ポンッポンッと丸く空間を彩る様子が、とっても可愛らしい♪
1000株もの紫陽花が植えられている「あじさい苑」。苑内は広大で、テクテク散策路を歩きながら紫陽花を楽しみます。
皆さんパシャパシャ写真撮影中。どこを切り取っても絵になります♪
あ、ハート型の紫陽花を発見!ベタだけど、やっぱり見つけると嬉しい(笑)
三千院の紫陽花は姿形がとても綺麗だなぁと思っていたら、庭師さんが丁寧に手入れをされていました。いやはや、何ともありがたいことですね。
目の前に咲き誇る紫陽花、紫陽花、紫陽花!見ていると、何だか元気が湧いてきます。
桜も良いけれど、紫陽花も素敵だなぁ。
苑内には、ドクダミに山吹の花も咲いていました!
お花を見つけると嬉しくなりますね。こんな四季を楽しむ時間も大切にしていきたいなぁ。
紫陽花と苔と青もみじ。三千院の初夏を一枚に詰め込んでみました♪
右側に見える淡いブルーの紫陽花、すごく綺麗じゃないですか?
白と水色のマーブル紫陽花。可憐で上品で、どこか初々しい。
優しい色合いが素敵で、今日見た中で一番大好きな紫陽花になりました!
ちょっと珍しい星の形をした「星あじさい」も。
紫陽花って色んな種類があるんですね。苑内を歩きながら、お気に入りの紫陽花を見つけるのも楽しそう!
青空に向かって真っ直ぐ伸びる杉と紫陽花。
街中の喧騒を忘れさせる清々しさ。ちょっと遠いけど、三千院まで来てよかった!
青色の紫陽花が特に印象的だった三千院。苑内はじっくり見て回って、所要時間は20分程でした。
皆さんも美しい紫陽花に癒されながら、のんびり散策を楽しんでみてくださいね!
猫地蔵に鳥地蔵!?可愛すぎる『おさな六地蔵』
ここでちょっと番外編!あじさい苑の奥に進んでいくと・・
またまたお地蔵様を発見!「両手に抱えているのは赤ちゃんかな?」と思いきや、猫ちゃん!うひゃっ、めちゃくちゃ可愛いんですけど~。
「おさな六地蔵」と呼ばれるこちらのお地蔵さん。実は、ここ最近新しく登場したのだそう。
頭に帽子のように鳥さんを乗せたお地蔵さんも!新緑香る中、苔むしたお姿が自然と見事に調和しています。
優しい微笑みが、癒されますよね。おさな六地蔵様は、全部で6体いらっしゃるので、是非会って癒しのパワーをいただいてくださいね。
少し離れた場所には、苔のどんぐり帽子にぷっくり赤ちゃんのようなお地蔵さまも。
足元をよく見ながら歩かないと、うっかり見落としてしまいそう。「ウォーリーを探せ」ならぬ「お地蔵様を探せ!」。来る度に知らなかったお地蔵様に出会えるから、楽しいなぁ。
今日は紫陽花と青もみじが美しい三千院からお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?春の桜や秋の紅葉も素敵ですが、新緑美しい初夏の三千院もこれまた見応えがありますね!
紫陽花の見頃は、例年6月中旬から7月中旬にかけて。是非、元気いっぱいの苔と青もみじと一緒に楽しんでくださいね♪
住所:京都市左京区大原来迎院町540
アクセス:京都バス「大原」下車徒歩10分
*駐車場はありませんが、周辺に民間駐車場多数あり(500円程)。
拝観時間:9:00~17:00(11月 8:30~17:00、12月~2月 9:00~16:30)
拝観料:700円