この日は南禅寺をお散歩した後、「水路閣(すいろかく)」に向かいました。
水路閣と言えば、ノスタルジックな雰囲気が魅力の人気写真スポット!秋の水路閣はレンガ建築に紅葉が降り注ぎ、とても絵になる景色が広がっていました。
実はこちらの水路閣、橋の上まで近づくことができるのをご存じですか?今日はそんな水路閣をぐるっと歩いて探検してきましたよ♪
ノスタルジック!紅葉に染まる水路閣
水路閣は、南禅寺の法堂から歩いて1分。南禅寺を訪れたら、足を運んでほしいフォトジェニックなスポットです。
さぁ、水路閣に到着しました!
アーチ状のお洒落な赤レンガに紅葉が降り注ぎ、まるで絵葉書のような1枚。色褪せたレンガがどこか郷愁を感じさせる美しい佇まいです。
水路閣は、琵琶湖から京都市内に引かれた水路の分線。南禅寺を通ることから、その景観に配慮し、田辺朔郎によって設計建築されました。
1888年(明治21)に完成した水路閣は、全長何と93.2メートル(幅4メートル、高9メートル)。市指定史跡でもある大きな水道橋なんですね。
歴史ある水路であると同時に、人気の写真撮影スポットでもある水路閣。それでは早速、みんながどんな風に楽しんでいるのか、ちょっと覗いてみましょう!
気分はモデル♪絵になる1枚を撮ろう!
水路閣の撮影スポットと言えば、橋の下!アーチが幾重にも重なる光景は、まるで異世界に迷い込んだようで、とても絵になるんです。
気分は女優!みんなこんな感じでポーズをとって記念撮影していました♪ 雰囲気があって素敵ですね~。
中には雑誌の切り抜きを持って、モデルさんと同じ構図で写真を撮る女性グループも。
黒革の手帖やサスペンスドラマ、さらには映画のロケ地にも使われた水路閣。日本人だけではなく、海外の方も多く訪れていましたよ~。
人気の写真スポットとあって、誰も写り込まないように撮るのは至難の技。空いてる時間はやっぱり早朝がオススメかな?是非、思い出に残る一枚を撮ってみてくださいね♪
水路閣を探検!ゆったり流れる水路
普段だと水路閣の写真を撮って満足する私。でもこの日は違いました!
「せっかくだから水路閣の上の方を見てみよう!」。そう思って階段をてくてく上り、水路閣の上方を目指すことに。
階段を上ると、細い道が続いていました。想像以上に道が綺麗に整備されています。
この左手に見えるのが、南禅院ですね。こんなところにあったんだ~!
上から見た水路閣がこちら。星空のように水路閣へ降り注ぐモミジかな。
下から眺めるのとはまた違った迫力が感じられます。
さらに道を進むと、水が流れる水路を発見!実際に水流を見ることができて、ちょっと感動。
水がゆらゆら~と静かに流れています。紅葉も綺麗だなぁ。
奥に向かって水が流れていきます。この水が、哲学の道を流れる疎水につながっているんですね。
京都の景観にも欠かせない水路。琵琶湖の恵みに改めて感謝です!
モミジ美しいお寺も発見♪
水路の流れに沿って歩いていると、素敵なお寺に出会いました。
モミジの参道に菱形の石畳が情緒を感じさせますね。
こんな場所にお寺があったなんて知らなかった!散り紅葉の時期も美しいんだろうなぁ。
境内にちょっとお邪魔してみると、可愛らしい狸さんを発見!赤いモミジに彩られ、寄り添う姿が何ともキュート♪
思わず見ているこちらもニコニコ笑顔に。信楽焼の狸さんなのも、やはり滋賀とのご縁の深さを伺わせます。
お寺を楽しんだ後は、南禅寺を通りながら蹴上駅へ。
水路閣周辺をゆっくり巡ったのは、今日が久しぶり。子供のころには通り過ぎていた水路閣の魅力に気づくことができました。
水路閣はぐるっと周るだけなら、所要時間は20分程。あっという間に見ることができるので、上まであがって散策を楽しむのもオススメですよ♪
住所:京都市左京区南禅寺福地町86
アクセス:地下鉄東西線 「蹴上駅」から徒歩10分
拝観料:無料
*一脚・三脚の使用やモデル撮影は禁止