先日、八坂神社の月次祭に行って参りました。
月次祭とは、毎月八坂神社で行われる祭事のこと。
八坂神社では、季節に合せて色々な祭事が行われています。
私が訪れたのは、9月の「観月祭」です。
月を観ると書くこちら、まさに中秋の名月を眺めるお祭りでございます!
石段を上がった先にある赤門に、観月祭と大きく書かれていました。
境内に足を踏み入れると、舞殿にゆらゆら提灯が灯っています。
舞台では神事が始まっており、多くの人が舞殿を囲んでいました。
空には美しい月が浮かび上がり
なんだかすごく幻想的な雰囲気に、しばし心がときめきます。
さぁ、私も観月祭を楽しむべく舞台に近づきます。
すると舞台からは管弦楽の演奏が聞こえ、巫女さんが舞を舞っていました!
それはそれは日常からかけ離れた、雅な時間。
平成の時代に生きながら、平安時代にタイムスリップしたような気分!
この非日常感が、たまらなく楽しいのです♪
舞台の様子を覗いた写真がこちら。
男性が太鼓をたたいて、巫女さんが舞を踊っています。
なんと雅な!これも昔から伝統として引き継がれてきたお祭りなんだろうなぁ。
このシーン、「君の名は」で主人公が舞を舞う場面に似てる!
不思議な事に演奏が始まりますと、雲の隙間から美しい月が現れたんです!
本当にびっくりするくらい、明るくてピカっと光る美しい月。
思わず八坂神社の神様がお祭りを喜んでいる、と感じずにいられない瞬間でした。
時間が経つごとに、祭事も変化していきます。
舞台には、直衣を着て烏帽子を被ったたくさんの男性がずらり。
笛を吹いて、その場の空気を盛り上げます。
なかなか管弦楽を聞く機会がないので、貴重な体験に感動!
この情景、もう見ているだけで平安時代にタイムスリップしたんじゃないか、と本当に錯覚してしまいます。
そして舞台にはススキが飾られ、秋のムードを演出。
昔の人はこういった四季の移ろいを大切にしながら、日々暮らしていたのかなぁ。
この後、しばらくゆっくりこの素敵な雰囲気を堪能しました。
普段ゆっくり月を見る機会がないので
中秋の名月をこうやって愛でるのも、なかなかいいものですよね。
しかも、管弦楽と一緒になんてなんたる贅沢なのでしょう!
心が豊かになった気がします。
おまけは、南座と中秋の名月を撮った一枚。
たまには空を見上げて月を見上げてみようかな、と思った1日でした。
八坂神社では、月によって面白い祭事が行われています。
よければ、足を運ばれてみてくださいね!
住所:京都市東山区祇園町北側625
アクセス:京阪「祇園四条駅」から徒歩5分
拝観料:自由参拝