祇園祭の月鉾(つきほこ)は、優雅に施されたうさぎの彫刻から願いが叶う「お願い袋」まで、その愛らしさから女性に大人気!私も毎年楽しみにしている大好きな鉾です。
今宵は宵山!祗園囃子が鳴り響く京都の街を歩きながら、人々で賑わう月鉾に会いに行ってきました♪
今日はそんな月鉾の見どころからグッズ、粽まで気になる楽しみ方をリポートします!
女性に大人気!お洒落で優雅な『月鉾』
四条駅を出て、函谷鉾の奥にあるのが月鉾です。
いつ見ても『月』と書かれた淡いグレーの提灯がとってもお洒落!この月の字が鳥居にも見えて、個人的に大好きな鉾の1つです。
前懸と後懸はインド絨毯、胴懸はラホール絨毯が掛けられています。
夜に灯りが灯るとさらに綺麗なんですよ~!ぽっと提灯に灯りが灯って何だか幻想的な雰囲気。
ゆったりずっと眺めていたくなる美しさです。
鉾頭には三日月が付いていました!この月が、月鉾の名前の由来となったそう。
ちょっとセーラームーンみたい(世代です笑)!こんな可愛さに思わずキュンとします。
月鉾は明治44年までは生稚児を乗せていましたが、現在は稚児人形「於兎丸(おとまろ)」を乗せています。於兎丸は九世久重さんが手がけ、数ある山鉾の稚児人形の中でも最高の美男子と呼ばれているそうです!山鉾巡行では是非注目したいお稚児さんです。
繊細で躍動感溢れる兎彫刻は必見!
月鉾の屋根に目をやると、白い兎の彫刻を発見!破風蟇股(はふかえるまた)と呼ばれる場所の前後2箇所にお姿を見ることができました。
何とも勇ましいうさぎさん!戦闘態勢なのでしょうか?月鉾のご利益が厄除けだから、厄を払ってるのかな?
こちらの彫刻は、日光東照宮の国宝『眠り猫』を手がけた江戸の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)が作ったもの。表情が豊かで見ていて引き込まれます。
もう一羽がこちら。ツヤ感があって、透き通るような白肌が美しい!
今にも飛び出してきそうな躍動感があります。
これまで何度も月鉾に足を運んでいたのに、今回初めて兎彫刻に気づきました。見つけた時はウォーリーを見つけた瞬間くらいテンションが上がりました(笑)
ご利益は厄除け!月鉾のちまき
祇園祭りと言えば、粽(ちまき)。昼頃に月鉾の粽を買いに行ったのですが、まさかの売り切れ!
ひゃ〜そんな気はしたけど、人気の鉾は売り切れるのが早い!ご参考までに月鉾の粽のイメージはこんな感じです。紅白のデザインが個性的で可愛いですよね。
ご利益は「厄除け」です。
祇園祭の粽は、お守りのようなもの。粽と聞くと食べられそうな気がしますが、食べても固いだけなのでご注意あれ!私も昔は食べられるとばかり思っていました(笑)
願いが叶う♪可愛いウサギの『お願い袋』
月鉾には、沢山の可愛いグッズがあります!
なかでも私が毎年楽しみにしているのが、『お願い袋』。ウサギが刺繍された子袋で、形もコロンッとしていてめちゃくちゃ可愛いのです。
がしかし!これも売り切れ〜なんということでしょう。今年は3連休だからかな?まぁ買っても数ヶ月後には埃を被っているじゃないか、と自分を慰めます(笑)
公式ホームページの写真でご勘弁を!令和初のお願い袋です。
2個で1セット(1000円)です。可愛らしい袋の一方には「幸」の文字とうさぎが、もう一方には「福」の文字と三日月が描かれています。
紙にお願い事を書いて、この袋に入れると願いが叶うんですって♪何だか持ち歩いているだけで気分も上がりそうですよね!
ちなみに毎年お願い袋の色が変わるので、つい集めたくなっちゃいます(笑)人気商品なので、早めにゲットしに行ってくださいね!
さて、今日は祇園祭で盛り上がる月鉾をレポートしてきました!鉾の豪華絢爛な優雅さはもちろん、随所に可愛さも楽しめるユニークな鉾でした♪
いつも月鉾の周りは人々で大賑わい!みなさんも是非この機会に、魅力いっぱいの月鉾に会いに行ってみてくださいね。
(ご参考)
大人気!蟷螂山の見どころはこちら。
縁結びのご利益がある「保昌山」も必見!