京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【詩仙堂】紅葉輝く庭園やお地蔵様にほっこり!見どころ一挙ご紹介♪

一乗寺にひっそりと隠れるように佇むお寺。それが「詩仙堂(しせんどう)」 です。畳に座りながら、手入れの行き届いた庭園をのんびり眺めるのがその過ごし方。

 

この日は圓光寺で額縁紅葉を楽しんだ後、晩秋の詩仙堂を訪れました。小さな境内ながら、京都らしい風情が心を癒してくれる素敵なお寺でしたよ♪

 

 

石川丈山の山荘『詩仙堂』の歴史

 

詩仙堂は叡山電鉄一乗寺駅から徒歩10分。市バスでのアクセスも可能ですが、紅葉シーズンは渋滞するため電車の利用がおすすめです。

 

さぁ、詩仙堂の入り口に到着しました!竹で囲まれた趣ある小さな山門。奥には石畳が続き、どんな世界が待っているのかワクワクしちゃいます。f:id:kyotoburari:20191031064349j:plain

石畳を1段1段上り、細長い道を進んでいきます。この小路の先を進んでいくドキドキ感、嵐山の祇王寺にちょっと似てるかも!

 

石畳を進んだ先には、再び山門が出現。

 

草の生えた茅葺き屋根は何とも趣がありますねぇ。・・あれこの景色、よく見ると人の顔に見えませんか!?窓が目、竹の鼻、石の唇、柱の輪郭(笑)

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ちょっとお調子者なキャラクターにも見えたり?自分の勝手な妄想で思わずニヤニヤ。

 

これは一体なんぞ?と思いながら門をくぐります。

 

お、急に空間が広がりました!土壁に瓦屋根、奥にはちょっとした回廊も見えます。個性的な窓が一際目を惹きますね。

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詩仙堂は、1641年に江戸時代初期に活躍した武将かつ文人・石川丈山(いしかわじょうざん)が山荘として建てたもの。当時59歳だった石川丈山は、老後を詩仙堂でのんびりと過ごし、得意な漢詩や庭造りを楽しんだそう。

 

詩仙堂は正式名称を「凹凸窠(おうとつか)」と呼びます。凹凸窠とはでこぼこした土地に建てた住居という意味。確かに駅から詩仙堂までの道は結構な上り坂だったかも!その名の通り、ダイエット中の我が身にはありがたい地形なんですね(笑)

 

また現在は曹洞宗の寺院でもあることから丈山寺とも呼ばれ、御本尊には所願成就・学業成就にご利益があると言われる馬郎婦観音(めろうふかんのん)が安置されています。  

 

さぁ、それでは堂内に入って庭園を観賞させていただきましょう!

 

畳から眺める紅葉の唐様庭園

 

詩仙堂の楽しみ方は、庭園観賞とその散策。まずは畳に座って、美しいお庭を眺めます。

 

紅葉した楓が舞い散る晩秋の詩仙堂。こんもり丸く剪定された木は、サツキですね。詩仙堂は初夏になるとサツキが咲き誇る花の名所でもあるんですよ~。

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サツキの木々を山並みに、白砂を海に例えた唐様庭園は、規模は小さいけれどほっこり寛ぐにはちょうど良い感じ。ときどき吹く風が気持ちいい~。

 

堂内の様子がこちら。紅葉シーズンとあって人も沢山!正座をしながら庭に見入る人、写真を撮るのに夢中な人、みんな思い思いに詩仙堂の秋を楽しんでいます。

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ちなみに京都のお寺観光は、足元が冷えるので厚手の靴下が必須です!

 

もう片方の縁に座ってパチリ。オレンジ色の紅葉グラデーションがとっても綺麗。f:id:kyotoburari:20191031070545j:plain

サツキの上にもモミジがふんわり舞い落ちて、彩りを添えています。

 

私たちが座る畳の後ろには、詩仙の間と呼ばれる小さな部屋があります。狩野探幽が描いた中国の漢晋唐宋時代の詩人三十六人の肖像画や、石川丈山が隷書体にて記した漢詩が飾られているので、興味のある方は是非覗いてみてくださいね。

 

日本初の鹿おどし&可愛いお地蔵様

 

庭園観賞を楽しんだ後は、靴を履いてお庭を散策しましょう!

 

境内は、ススキに紅葉した楓とすっかり秋の装い。

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心赴くままに、のんびりと庭巡りを楽しみます。

 

詩仙堂の庭園散策の見どころと言えば、こちらの「ししおどし(鹿おどし)」。水が溜まると「コンッ!」と軽快な音を響かせていました。

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詩仙堂のししおどしは、実は日本で初めて作られたもの!鳥獣を追い払うために使われたのがそのはじまりで、その風流さが受け少しずつ庭園で使われるようになったそう。

 

境内には可愛らしいお地蔵様の姿も。ほほ笑みながら手を合わせ、空を見上げています。めちゃくちゃ癒される~!

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スマホの充電が絶妙なタイミングで切れたため、詩仙堂HPから引用させていただきました。

 

詩仙堂の庭園はそれほど広くないので、10分程で回れてしまいました。座りながらの庭園観賞がメインとなるので、所要時間は30分位をみておくと良いかもしれませんね。


散策を楽しんだ後は、木漏れ日が降り注ぐ風流な竹林を通って帰りましょう。

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あまりにも素敵で、この後自分も入れて撮っちゃいました。京情緒ある素敵な1枚が撮れますよ~!

  

詩仙堂でほっこりしましょ♪

 

詩仙堂の外に出ると、すぐ横には「でっち羊かん・鳩もち」と書かれた出店がありました。

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こちらは双鳩堂(そうきゅうどう)さんといって、詩仙堂の参拝客をもてなすために昭和初期に開かれた餅菓子店。お値段もお手頃なので、お土産に買って帰るのも良いかもしれませんね。 

 

詩仙堂はダイナミックな紅葉をみせるお寺とは一味違って、ほっこりできる素敵な場所でした。

 

皆さんも、京都の秋を詩仙堂でゆったりと感じてみてくださいね♪

 

(ご参考)圓光寺の紅葉もおすすめ!詩仙堂から徒歩4分です。

www.kyotowalk-gourmet.com

 

詩仙堂

住所:京都市左京区一乗寺門口町27

アクセス:叡山電鉄「一乗寺駅」徒歩15分 or 市バス「一乗寺下り松町」徒歩7分

拝観時間:9:00-17:00(16:45受付終了)

拝観料:500円