「京都の『大豊神社(おおとよじんじゃ)』には、全国でも珍しい狛ねずみがいるらしい。」
そんな話を聞きつけて、岡崎神社の狛兎や護王神社の狛猪をはじめ、面白い狛○○が大好きな私は早速行ってみることに!
来年2020年は、子年(ねずみどし)。子年の初詣に、大豊神社を参拝するのも縁起が良さそうですよね♪今日は大豊神社の見どころから御朱印、おみくじ情報までたっぷりとご紹介していきます。
大豊神社の歴史
大豊神社は、市バス「宮ノ前町」から徒歩8分。「哲学の道」を東に一本入った場所にあります。
南禅寺にも程近く、周辺観光を楽しみながら参拝できちゃう嬉しい立地。
この趣ある石畳をひたすら真っ直ぐ進んだ先にあります。
さぁ、大豊神社に到着しました!木々が生い茂った自然豊かな雰囲気。
大豊神社は、平安時代初期(887年)宇多天皇の病気平癒祈願のため創建された神社。御祭神には「医薬の祖」である少彦名命(すくなひこなのみこと)をはじめ、応神天皇(勝運の神)と菅原道真(学問の神)が祀られています。
こちらが本殿。春には美しい花を咲かせるであろうしだれ桜も!
境内は人も少なく、とっても静か。自分だけの静かな時間が流れていきます。
あれ、でも「狛ねずみ」さんが見つかりません・・!どこにいらっしゃるのかな?
縁結びに子授け、学問成就!大国社の可愛い『狛ねずみ』
境内を散策していると、本殿に向かって右側にある末社「大国社(だいこくしゃ)」で、狛ねずみさんに出会うことができました!
ひゃわわわ、可愛い・・!
まずは、向かって右側の狛ねずみさん。キュートな前歯に、巻物を持ってヒョコッと立つ姿が愛らしい!
巻物は学問を表しており、学業成就のご利益を授かれるのだとか。
もう片方の狛ねずみさんの手には、万物の根源である水玉(酒器)が。大事そうに抱える姿にキュンとくる~!
大国社の御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)で、縁結びや子授け、安産にご利益があるそう!
カメラ目線でもう1枚!「何でチュか?」と言わんばかりの表情が、愛嬌たっぷり♪
長く伸びたしっぽも可愛いですね。
でもなぜ、狛犬ではなく「狛ねずみ」なのでしょうか?それは、御祭神の大国主命の神使いが「ねずみ」だから!
古事記によると、大国主命が火攻めにあった際、ねずみが現れて、洞窟に大国主命をかくまい助けてくれたのだとか。なるほど、そんなエピソードもあって狛ねずみさんが誕生したんですね。
普段はあまり混雑しない大国社ですが、子年の初詣は行列ができる程の大賑わい!そりゃだって、縁起が良さそうですもの♪
皆さんも是非、子年の初詣に参拝してみてはいかがでしょうか?
狛鳶に狛猿も!愛宕社と日吉社にお参りしよう
本殿の左奥には、火難除の「愛宕社」と鬼門除けの「日吉社」がひっそりと鎮座していました。
こちらの狛◯◯も、これまたユニークでして。
愛宕社にいらっしゃったのは、「狛鳶(とび)」さん。まさかの鳥系とは、なんて珍しい!
鋭い嘴に、こちらをじっと見つめる視線が印象的でした。
日吉社には、「狛猿」さんがいらっしゃいました!
左手に扇を持ち、目を大きく見開いて微笑んでいます。何故だかちょっとドキドキ(笑)
ちなみに、こちらの2社は、少し薄暗い場所にあるので、明るい時間帯に参拝してみてくださいね。
それにしても、1つの神社でこれだけ様々な狛○○シリーズに出会えるなんて凄いですよね!
皆さんも是非、可愛い狛◯◯さんを探してみてくださいね♪
思わず胸キュン♪狛ねずみおみくじ&絵馬
参拝後、社務所を訪れると可愛いおみくじを発見!
それがこちらの「狛ねずみおみくじ¥500」。優しい色合いが素敵なネズミさん型おみくじです。
良く見ると、2種類のネズミさんがいました。どれも可愛くて、どの子にするか迷っちゃいますね♪
おみくじは、ねずみさんの中に入っていますよ。引いた後は、旅の思い出としてお部屋のインテリアにするのも◎
大豊神社は、絵馬ももちろん「狛ねずみ」。
「哲学の道」との相乗効果で、さらなる学力アップのご利益を授かれるかも?
いやはや、ネズミさんだらけの大豊神社。アイテムを見ているだけで楽しめますね!
大豊神社の御朱印&御朱印帳
最後に、大豊神社の御朱印もご紹介!
大豊神社の御朱印は、大国社のねずみ御朱印や、病気平癒の御朱印と種類も豊富。
朝8時でまだ社務所も閉まっていたので、窓越しに眺めます。
ねずみの御朱印欲しかったな~(笑)
大豊神社は可愛い狛ねずみはもちろん、ユニークな狛〇〇に沢山出会える面白い神社でした!2020年は子年ということで、皆さんも是非参拝に訪れてみてくださいね♪
(ご参考)大豊神社を訪れたら、歩いて10分の「南禅寺」にも足を運んでみませんか?
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
アクセス:市バス「東天王町」徒歩10分、市バス「宮ノ前町」徒歩5分
駐車場:無料駐車場あり(約5台)