春になり、京都も気づけば桜が満開に!寺社仏閣で桜を眺めるのもよいですが、和菓子の世界で春を味わうも粋な過ごし方。
四季の移ろいを巧みに映す和菓子。この時期になると、桜をモチーフにした可愛い和菓子が店頭に並びます。
そこで今日は、「二條若狭屋(にじょうわかさや)」さんの春の上生菓子をご紹介。これが食べるのがもったいないくらい、美しいんです!それでは早速いただきましょう。
春爛漫!桜の生菓子揃う『二條若狭屋』
今回私が訪れたのは、寺町通りにある二條若狭屋寺町店さん。
2階には自家製かき氷を楽しめる人気の茶寮がありますが、今回は持ち帰りでの利用です。
二條若狭屋さんは、本店を二条に構える1917年創業の京菓子のお店。地元の人はもちろん、茶道のお家元にも愛される和菓子屋さんです。
店頭に入ると、春の生菓子がずらり!桜をモチーフにした彩り鮮やかな和菓子達。めっちゃ可愛い~!
和菓子の名前も「春らんまん」「桜ごよみ」「しだれ桜」「吉野」「嵯峨の春」「うららか」と、どれも春一色!
どれにしよう。ま、迷う!!
店員さんの前で熟考した結果、「桜ごよみ」と「しだれ桜」の2つを購入。最後にしだれ桜か吉野か、どちらにするか迷ったのですが、しだれ桜の花びらの可愛さにやられました(笑)
可愛い♪桜の花びら舞う『桜ごよみ』
さぁお家に帰って、お抹茶と一緒にいただきましょう!和菓子を自宅でいただくなんて、久しぶり。なんか特別感があってテンションも上がります。
まずは、一番楽しみにしていた「桜ごよみ」から。
桜の花びらをいくつも纏った可愛い一品。艶やかで透明感のある桃色の和菓子、もう春がめっちゃ詰まってます!
「花びらを崩したくない!どこから食べよう?」
よし、まずは花びらを避けて、中の餡からパクリ。ほろっと食感を残した栗餡が、上品な甘さで美味しい!これこれ、この優しい甘みが和菓子の醍醐味なんです。
意を決して、可憐な桜の花びらもいただきます。あ、ほんのり桜の風味がする~!春が口いっぱいに広がって、まさに至福。
季節の生菓子を食べながら、すごく良い時間を過ごせている気がする!和菓子だからこそ感じられる贅沢感かもしれません。
優しい甘みのモチモチ感『しだれ桜』
続いてもう1つ、「しだれ桜」をいただきましょう。
鮮やかな桃色が、まるで平安神宮の紅シダレ桜のよう!花びらの中には、丸く餡を包んでいます。
外側のお餅からいただきま~す。うん、柔らかなモチモチ感が良い感じ!後味すっきりな甘みに、お抹茶が良く合います。
嗚呼、美味しい・・・!洋菓子に馴染みのある生活を送っている分、和菓子だと一口一口味わって食べちゃいますね。何とも贅沢で上品な気分に浸れました。
自宅で季節を感じる贅沢を♪
今日は久しぶりに自宅で生菓子をいただいたのですが、何だか心まで豊かになれた気がしました。
季節を感じるのは、何も外出だけではないんですね。コロナウィルスで外出しずらい中、こんな楽しみ方もありかも♪
持ち帰りでも綺麗に包んでもらえるので、本当におすすめです!
目で見ても食べても美味しい和菓子、是非ご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?私もまた和菓子を食べて、良い気分に浸りたいなぁと思ったヒトトキでした!
住所:京都市中京区寺町通二条下る榎木町67
アクセス:地下鉄「京都市役所前」から徒歩5分
営業:販売9:00~18:00、茶房10:00~17:00
電話:075-256-2280
駐車場:なし