京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【建仁寺】大迫力の双龍図から新緑美しい潮音庭、風神雷神まで!見どころ満載の禅寺で座禅も♪

京都・花見小路のその先にある禅寺・建仁寺。先週末、鴨川をどりを見る前にふらりとお参りに訪れました。

 

大迫力の双龍図から、青モミジの新緑が美しい庭園「潮音庭」まで大満喫!学生時代に一度訪れましたが、建仁寺ってこんなに広かったの!?と改めて感激するほど見どころ満載の素晴らしいお寺でした。

 

建仁寺は祗園エリアにあるので、京都観光にもオススメ!今日は建仁寺の見どころや、私なりの感動ポイントをレポートします♪

 

  

京都最古の禅寺・建仁寺の歴史

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建仁寺は鎌倉時代の建仁2年(1202年)に将軍源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師を開山として建立されたお寺です。お気付きの通り、寺名は当時の年号から名付けられています。

 

栄西禅師は、14歳で落髪し比叡山で天台密教を修めたのち、中国の宗へ留学しました。そこで禅の心を学び、日本に禅を伝えたすごいお方。まさに禅の伝道師ですね。これが、建仁寺が京都最古の禅寺と呼ばれる所以です。

 

創建当初は禅・天台・密教の三宗兼学でしたが、その後は純粋な臨済禅の道場となりました。現在も「禅の道場」として、人々の心の支え続けるありがたいお寺です。座禅体験を開催しているのも、禅寺ならではの貴重な取組みですよね♪

  

方丈から眺める枯山水庭園「大雄苑」

 

建仁寺で受付を済ませ、まずは重要文化財である方丈へ向かいます。方丈に足を踏み入れると、早速美しい枯山水庭園が広がっていました!

 

大小の石、苔、砂を使って、自然の風景を表現した味わい深い庭園です。白砂に描かれた曲線が、さらさら流れる川のよう。石は山々、丸い模様は水の波紋かな?いろんな想像が膨らみます。

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京都のなかでも、広い規模を誇る枯山水庭園だなと思いました。

 

庭園をじっくり鑑賞できるよう、座れるスペースもあります。美しい庭園を眺めながら、ゆったり過ごすのも良いですね。

f:id:kyotoburari:20190525170518j:plain日本人、外国人、ひとり旅、カップル、いろんな人達が、思い思いにお庭を楽しんでいましたよ♪

 

どこから見ても龍と目が合う!?海北友松筆の襖絵・雲龍図

 

そして、方丈には有名な襖絵があるのをご存じですか?それが、海北友松によって描かれた襖絵「雲龍図」。今にも襖から飛び出して来そうな躍動感溢れる龍!

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どの角度から眺めても目が合うんですって!試しに龍を見ながら、廊下を歩いてみると確かにずっと目があっている!なんだか不思議な感覚。是非歩いて体感されてみてくださいね。

 

ちなみに雲龍図自体は桃山時代に描かれていますが、展示は複製のレプリカです。レプリカといっても当時の姿のまま楽しめるので、かなり見ごたえがありました!

 

ド迫力!脳裏に焼き付いて離れない天井画・双龍図

 

建仁寺にはもう1つ、寺の代名詞といえる大迫力の龍がいるんです!それが2匹の龍が天を泳ぐ「双龍図」。創建800年を記念し、2002年に小泉淳作さんが描いた正真正銘の本物です!

 

双龍図はこちらの法堂(はっとう)の天井に描かれています。早速、方丈からの渡り廊下を歩いて法堂に向かいます。

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法堂に入り、天井を見上げると・・・

 

うわぁ、ド迫力の龍!!!ぐわぁっと見開いた目がギロリとこちらを睨んできます!鋭い爪には玉を持ち、2匹の阿吽の龍が複雑に絡み合っています。色の濃淡が効いていて、龍が浮き出して見えてすごくリアル。

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驚くことに、双龍図の大きさはなんと108畳!とにかく大きくて、その大迫力に圧倒されまくり!携帯の待ち受けにすると良いことが起こる、なんていう噂も。

 

でも、なぜ天井に龍が描かれているのでしょう?それは、龍は仏教の守り神と考えられているからだそう。多くの禅寺の本山では、法堂の天井に龍が描かれているんですね。

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また龍神は水を司ることから、火災を防ぐという意味もあるそう。 

 

まさに、一度は見ておきたいド迫力の天井画でした!母も「見に来てよかった」と感動していたので、これだけでも建仁寺に来た甲斐がありました。

 

青モミジの美しさに感動!禅庭「潮音庭(ちょうおんてい)」

 

さぁ双龍図を堪能し、本坊に戻ります。すると新緑の美しさのあまり、思わず足を止めた場所がありました。それが「潮音庭(ちょうおんてい)」です。

 

芽吹いたばかりの青モミジが太陽光でキラキラ輝いています!う、美しすぎる~。これぞ京都に求める新緑といった感じ。

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中央に三尊石、その東に座禅石を配置した四方正面の禅庭です。

 

違う角度からも一枚。違いがわかりますか?上の写真は、奥に見える景色が。こちらは青い絵画が描かれています。ちなみに染色作家・鳥羽美香さんのだそう。

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アート×禅庭ですね。おしゃれですね~!他にも〇△□乃庭など、禅庭が楽しめました。

 

そう、建仁寺は雲龍図など芸術も楽しめるお寺なのです!

 

俵屋宗達の最高傑作・風神雷神図屏風

 

芸術と言えば、建仁寺で忘れてはならないのが俵屋宗達作「風神雷神図屏風」

 

潮音庭のすぐ後ろには、黄金に輝く屏風に自由に躍動する風神雷神のお姿が。パッと見ると怖いんだけど、よく見るとちょっと楽しそうな神様たち。

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こちらも複製ではありますが、精密に再現された作品を楽しめます。 金澤翔子さんの書道も展示されているなど、多くの芸術に触れる事ができました♪

 

豊臣秀吉が愛した茶室・東陽坊

 

ちなみに、栄西さんはお茶を日本に普及した「茶祖」なのをご存じでしょうか?中国に留学された時、中国から茶種を持ち帰って日本で栽培させたそう。

 

そんなこともあり、建仁寺には茶席・東陽坊がありました。何とも風情があります。

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この小さい入口「にじり口」から、茶室に入ります。とても入口が小さいですが、なぜだかわかりますか?

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その理由は「武士が刀を持って入れないようにするため」なんですねぇ。茶室に入れば身分関係なくみな平等である、という千利休の教えに基づいています。

 

ちょっとホッとしますね。戦乱の世も、茶室の中だけは心穏やかな時間が流れていたのかもしれません。 

 

建仁寺では座禅体験&写経も楽しめる!

 

最後に、禅寺である建仁寺では座禅体験をすることができます。

 

座禅は毎月第二日曜日午前8時から(20分×2回)。その後お経を唱和し、管長猊下の御法話があります。終了は10時頃。

 

予約は不要で、誰でも無料で参加することができます。ご興味がある方は是非!

 

また写経体験も1000円で行う事ができます。邪念を滅却し、心の安定を得ることが目的だそう。こちらの写経部屋で、心を無にして取り組みましょう!

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今回は建仁寺を巡ってきましたが、いかがでしたでしょうか?建仁寺の境内はとても広く見どころもたくさん!

 

なにより美しい庭園や絵画を眺めながら、こころ静かに自らと向き合えるお寺だと感じました。日常の喧噪から離れて、禅寺・建仁寺の穏やかさを感じてみてくださいね♪

 

(ご参考)建仁寺塔頭・摩利支天堂は開運勝利のご利益がある猪寺です。是非一緒にお参りしてみてくださいね!

www.kyotowalk-gourmet.com

 

建仁寺

住所:京都市東山区大和大路通四条下る小松町

アクセス:京阪電車「祇園四条駅」から徒歩7分

拝観料:一般500円、中高生300円、小学生200円

所要時間:45分

駐車場:あり*30分250円(拝観の方は1時間無料)

HP:https://www.kenninji.jp/

座禅体験/写経体験: https://www.kenninji.jp/experience/