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【甘春堂東店で和菓子作り体験】本格生菓子に挑む!抹茶と一緒に京都を満喫♪

「京都に来たら、和菓子体験をしてみたい!」とお考えの方も多いのではないでしょうか?

 

先日、母が「和菓子作りをみんなでしたら楽しそう!」と言い、家族5人で甘春堂東店さんへ「和菓子教室」に行ってきました。

 

実際体験してみたら、想像以上に楽しかった~!

 

今回は我が家の愉快な家族を交えながら、甘春堂の和菓子体験を紹介します♪

 

 

京都『甘春堂』で和菓子体験

 

甘春堂は慶応元年(1865年)創業の和菓子の老舗。歴史ある老舗で和菓子体験ができるのも、京都ならでは。

 

甘春堂の和菓子体験は、2つの会場で開催されています。

東山・清水寺会場

嵐山・嵯峨野会場

 

どちらも人気観光地エリアにあります。旅行プランに組み込みやすく、和菓子体験をしたい方にはおすすめ!

 

今回私が行ったのは、清水寺近くにある東店。京阪清水五条駅から徒歩10分ほど。豊国神社の目の前にあります。

f:id:kyotoburari:20181007013643j:plain暖簾が醸し出す老舗感。こんな素敵な和菓子屋さんで、和菓子作りができるなんて楽しみです!

 

和菓子体験の予約方法

 

和菓子体験は1日4回開催されています。体験時間も、1時間15分と観光の合間にちょうどいい!

 

(1) 9:15(開始)~10:30(終了予定)

(2) 11:00(開始)~12:15(終了予定)

(3) 13:00(開始)~14:15(終了予定)

(4) 15:00(開始)~16:15(終了予定)

 

予約方法はこちらをご参考に。

・2日前まで:HPの予約フォーマットから

http://www.kanshundo.co.jp/museum/make/school.html

 ・前日から:お店に直接問い合わせ(最後のお店情報をご参考ください)

 

ちなみに、名前の似ている「七條甘春堂」さんとは違うお店なのでご注意を!

 

さぁ、和菓子体験のはじまりです!

 

体験で作れる和菓子は、どれもお店で実際販売されているもの!種類も四種類と豊富です。

 

上生菓子3個

干菓子 1種類

 

1階が販売店になっていて、2階にあがって教室がスタートです!職人さんのお手本を見ながら、みんなでワイワイ楽しみながら作っていきますよ。

 

こんな雰囲気。この日は満員御礼の大盛況です!

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先生が正面に立って、作り方を教えてくれます。 

 

我が家の和菓子作りメンバー

 

ちょっとその前に。 今回の登場人物、我がファミリーの紹介をさせてください!

 

母:調理師免許を持つ料理上手。今回の出来にも期待。

父:いつも何かつまみ食いをしている。子供の頃のあだ名は「食い兵衛」

私:ガサツな女。学生時代包丁がなく、人参を園芸用ハサミで切っていた。

夫:器用の星に生まれた男。折鶴を折らせると、クチバシの尖り具合が最強。

弟:米を洗わせたら、米の半分が流し台に。この弟には負けたくない!

 

こんな家族で和菓子を作っていきますよ~!

 

まずは初級!餡を包む『上生菓子ねりきり』

 

こんな感じで、各テーブルに材料が配られます。この生地をコネコネ、平らにしていきます。

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伸ばしたところで、丸い枠でカット!こし餡を包む土台を作ります。見た目も鮮やかな綺麗な色の生地ですね。

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ここで、私の生地がテーブルに貼りつき取れなくなる事件発生!あるよね~こういうこと。弟が横でニヤニヤした視線を送ってきます。

 

「テーブルの粉を付けたら、生地の粘つきを取れます」という先生の神の声で復活!

 

伸ばしたところで、コロンとした餡を包みます。こんな感じ。f:id:kyotoburari:20181007014141j:plain

 

見栄えが良くなるよう、少し生地をずらして折りたたみます。簡単そうに見えて、角度とか難しい。

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さすが 母、美しく折り畳んでいます。我が家の師として、和菓子を手本のように掲げています。

 

父、丸い餡が潰れてペチャンコに!まるで「おはじき」のよう。なぜ丸い餡をあえてプッシュしたのか。

 

器用さが試される!可愛い『上生菓子菊のねりきり』

 

菊をイメージした「ねりきり」にもチャレンジ!まずはピンクと赤の生地が配られます。可愛い色~♪

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こちらの赤い餡を、ピンクの生地の載せます。キュッキュッと赤い餡を丸く包んでいきます。

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うわわ、全体を均等に包むのって結構むずかしい!生地が足りないのを、力ずくで伸ばします。

 

そして、中に包んだ赤色をほんのり出すのがポイント!なのですが、全然出てこないのよねぇ。赤いのが。どこにいったのかしら?生地をこすっても、一向に顔を出さない照れ屋さん。

 

左:私、右:旦那(正解) 

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ほんのりポッと赤いのが素敵なのに!私のだけ出ませんでした。相当なはにかみ屋!これじゃあ、ただのピンクの丸でございます。


この頃からでしょうか。家族に憐れみの目を向けられ始めます。

 

とりあえず潔く諦めて次!

 

丸いお饅頭に木べらを使って、中心から縦に花びら模様を付けていきます。これが難しいのです。慎重に、思い切り良く棒で線を付けていきます。

 

出来上がったら、お花の中心を専用の道具でペタッと彩ります。

Before

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 After(左:私、右:旦那)

良い!なんか一気にそれらしくなった!

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感想:旦那(右)のねりきりは、花びら模様に曲線まで入っています!若干アレンジを利かせてみせる余裕。私には考えられません(笑)

 

やはり家庭でのヒエラルキーは簡単には変わらないものですね(笑)あと、やっぱり中心部が赤いと美味しそう。でも、これが私の限界だ~!

 

お分かりのように、結構難易度の高い和菓子体験なんです。なんと、次は「きんとん」も作っちゃいますよ!

 

難関!個性が表れる面白い『きんとん』

 

きんとんは、「餡そぼろ」が付いた華やかな和菓子のこと。あんな芸術的なものを、素人に作れるの!?と半信半疑でスタート。

 

まず、そぼろの餡の元が配られます。その餡をザルに乗せてプッシュ!!

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なるほど! プッシュすると、こうなります。

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おぉ~!こうやって作るんだ!とめっちゃ感動。単純だけど、深く納得。

 

そして右上の餡子に、お箸で「そぼろ」を万遍なく付けていきます。力を入れすぎると、そぼろが潰れてしまうので、慎重に・・・

 

この和菓子、結構作り手の個性が出ます。

 

父:そぼろが餡子から浮いて「やたらでかい」

挙句の果て「食ったら一緒やで」とでかい言い放ち、隣のカップルがクスクス笑われている。ウケて気を良くしたのか、2回ほど連呼。お恥ずかしい!

 

私:餡の底にそぼろを付け忘れる。

弟:私の餡を見て「俺の方が上手い」と言う。私は「私の方が上手い」と言い合う。姉弟で張り合う。

旦那:もくもくと餡を付ける。先生に「いいですね」と家族で唯一声を掛けられていた。

母:長年の主婦歴か、やはり美しく盛っている。どこか得意げだ!

 

最後に飾り付けをして、5人分まとめてこちら!ドーン!

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あれ、結構なんやかんや、それらしくなってる?素敵な皿に乗せたから?イイねイイね!

 

体験後はお抹茶と一緒に生菓子を♪

 

こちらを体験の最後に、お抹茶と一緒に頂けます。よく見ると「そぼろ」がみだれ髪のように(笑)でも自分作、妙な愛着も!

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こんな見た目の和菓子でも、お味はさすが老舗の材料。上品な甘さが引き立って、「美味しい」と声が弾んでしまう出来!

 

お抹茶も本格的で、素晴らしいです。

 

それ以外の作った和菓子は、お土産用の箱に入れて持ち帰ります。お家でも和菓子を楽しめるのが嬉しい♪

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本格的な和菓子体験が楽しめます!

 

甘春堂さんの和菓子体験は、かなり本格的で楽しめました。みんなで同じ和菓子を作ると、個性が出て結構盛り上がりますね!

 

参加費も2160円と他の和菓子体験よりお安いのもgood!さらに作る品数も多めです。

 

是非、京都の観光プランに入れてみてはいかがでしょうか?面白いですよ~!

 

 

甘春堂 和菓子手作り体験

・予約電話番号

東山・清水寺会場 075-561-1318 (甘春堂 東店)

嵐山・嵯峨野会場 075-861-5488 (甘春堂 嵯峨野店)

・住所

東店:京都府京都市東山区大和大路通正面下る茶屋町511-1

嵯峨野店:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂大門町1-1