平安神宮(へいあんじんぐう)は京都を代表する桜の名所。春になると、庭園「神苑」には可憐なしだれ桜が咲き誇ります。
この桜と日本庭園のコラボレーションが、もう夢のような美しさ!今日は平安神宮の桜の見どころから楽しみ方まで、徹底的にお届けします♪
- 左近の桜咲く!平安神宮でお花見
- 神苑のしだれ桜天蓋に感動
- これぞ日本の美!桜と橋の夢の競演
- 可愛い♪春限定おみくじ『桜みくじ』
- 平安神宮の御朱印
- 桜咲く岡崎疎水で遊覧船に乗ろう!
- 紅しだれコンサート&ライトアップも♪
左近の桜咲く!平安神宮でお花見
平安神宮は、地下鉄東山駅から徒歩10分ほど。
この大きな鳥居が目印です。鳥居前のソメイヨシノもすっかり満開に!
芝生にシートを敷いて、ピクニックを楽しむ人の姿も。お弁当を食べたり、楽しそう♪
平安神宮の入り口・應天門に到着です!朱色の門が美しいですね~。それにしても大きくて迫力があります。
春のお花見シーズンだけあって、周辺は参拝客で大賑わいです。
門をくぐって、いざ境内へ。
ひ、広~い!敷地はなんと2万坪もあり、まるで野球場のような広さ。
ここで写真にご注目。大極殿から見て左側に、桜が植えられているのが見えますか?
ちょっと拡大。こちらは左近の桜と呼ばれるもの。右側には右近の橘も植えられています。
平安神宮は桓武天皇を祀り、平安京を模して社殿が建てられていることから、京都御所と同じように左近の桜、右近の橘が植えられているんですね。
近くで眺めてみると、白い花びらが上品で可愛らしいです♪
平安神宮はその美しさから、谷崎潤一郎の「細雪」や川端康成の「古都」の舞台にもなっていることでも有名な神社。
それを裏付けるのが、境内にある日本庭園なんですね。それでは早速、庭園にお邪魔しましょう!
神苑のしだれ桜天蓋に感動
平安神宮の桜の見どころは、何と言っても「神苑(しんえん)」でしょう!
敷地1万坪を誇る池泉回遊式庭園で、国の名勝に指定された日本庭園です。
150本ものベニシダレザクラをはじめ、ソメイヨシノやヒガンザクラなど20種類約300本の桜が楽しめます。
拝観料600円を支払って、いざ庭園へ。
入ってすぐに、ピンクの色濃いしだれ桜が咲き誇っていました!きゃ~めっちゃ綺麗!
この華やかな色をした桜も平安神宮の特徴です。思わず心まで華やぐよう。
四方八方桜に囲まれる幸せよ。天蓋のように桜が広がり、まさに春爛漫!
川端康成は小説の中で、この紅しだれ桜を「ああ、今年も京の春に会った」と記しています。また、谷崎潤一郎は「夕空にひろがっている紅の雲」と表現。まさにその通り、なんて鮮やかで美しい雲なんでしょう!
やっぱりこの時期は外に出て、春を感じるのが良いですね。嗚呼、改めて桜は見る人を幸せにする魔法のお花だ・・!
これぞ日本の美!桜と橋の夢の競演
栖鳳池(ほうせいいけ)を中心とした神苑では、松や桜といった素晴らしい日本の庭園美が楽しめます。
何を撮っても絵になっちゃうから不思議!池に浮かぶ島が風流だなぁ。
古都にタイムスリップしたような気分を味わえるかも。
しだれ桜越しに眺む、東神苑。池に架かる橋と桜の競演が何ともフォトジェニック!私の自慢の1枚です。
こんなふうに撮りたい景色がありすぎて、なかなか前に進めません(笑)それくらい見応えのある庭園なんですね。
皆さんもお気に入りスポットを見つけて、素敵な写真を撮ってみてくださいね♪
可愛い♪春限定おみくじ『桜みくじ』
平安神宮では、春になると「桜みくじ」という限定おみくじが登場します。これがとっても可愛いの!
ピンク色が桜みくじ。引いたおみくじは、桜のようにして「結び木」に結びます♪
皆でお花を咲かせていくなんて、お茶目なアイデアですよね〜。濃いピンク色も平安神宮の桜の色をきちんと表現していて、可愛いさ満開です!
私が引いたおみくじには、「つぼみふくらむ」と書かれていました。こんな表現も、桜の開花に例えられていて面白いですよね!
平安神宮にきたら、一度は引いてみたい貴重なおみくじです。
平安神宮の御朱印
そして参拝後は、御朱印をいただきました。
字が綺麗すぎる~!思わず惚れ惚れ眺めてしまいました。
桜の時期に参拝できたことに感謝ですね。 ありがたや、ありがたや。
桜咲く岡崎疎水で遊覧船に乗ろう!
ここで、ちょっとおまけ。平安神宮のすぐそばにある岡崎疎水(おかざきそすい)も桜の名所なのをご存じですか?
疎水にグッとせり出す桜が見ごたえ抜群!桜の時期には、遊覧船も運行しています。
遠くに見えるのが大文字山。豊かな自然のなかでリラックスしながら、船に揺られてお花見を楽しむのも贅沢ですよね。
ちょっとした非日常を味わいたい方にもおすすめですよ♪
紅しだれコンサート&ライトアップも♪
平安神宮の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬にかけて。もちろんその年の気候によって左右されるので、随時開花状況をチェックしてみてくださいね。
また4月上旬には、神苑の紅しだれ桜がライトアップされ、管弦楽を楽しむ紅シダレコンサート(料金2000円)が開催されます。
ライトアップされた夜桜を眺めながら、音楽に酔いしれるのも粋な過ごし方ですよね。一度そんな大人な夜を過ごしてみたいものです♪
住所:京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス:地下鉄東山駅から徒歩10分
神苑の開園時間:8:30~18:00(入苑は17:30まで)
拝観料(神苑): 大人 600円、子供 300円
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)