京都ぶらり散歩&グルメ手帖

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【祇王寺】苔と青もみじが輝く「癒しの楽園」へ!梅雨で潤う新緑の苔庭に浸る

新緑が美しい初夏の嵐山。今回は、青もみじと苔がみずみずしく輝く「祇王寺(ぎおうじ)」へと行ってきました!

 

静寂が包む境内で聞こえるのは、鳥のさえずりと自分の足音だけ。そんな心安らぐ山寺で、神秘的とも思える青もみじと苔のグリーンの世界を堪能してきました。梅雨時期とあって、可憐な紫陽花の花手水にも出会えましたよ♪

 

今日は、潤いに満ちた初夏の祇王寺の魅力をたっぷりとお届けしていきます!

 

 

新緑香る初夏の『祇王寺』へ

 

祇王寺は、京福電鉄「嵐山駅」から歩いて20分。この日は常寂光寺で青もみじを楽しんだ後、祇王寺へと向かいました。

 

さぁ、祇王寺に到着です!苔と楓の共演が美しい祇王寺。年に1度は訪れるほど、大好きなお寺です。

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「平家物語」にも登場する祇王寺。平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の心変わりによって都を追われ出家、入寺した「悲恋の尼寺としても知られています。

 

境内へと向かう道も、何だかドラマチック。この先に広がる世界を想像すると、うきうきしちゃいます。

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私にとって京都のお寺は、テーマパーク以上に心躍る存在なのです(家族には変人扱いされますが笑) 。

 

ふと横を見ると、「ミニチュア版祇王寺」が。か、可愛い!叶うなら、家に飾りたい。

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祇王寺では、こんな風に随所で参拝客を楽しませる工夫がされていました。今日は、そんな魅力もお伝えしていきますね!

 

梅雨で潤う苔絨毯に感動!青もみじと苔の『癒しの世界』

 

祇王寺の入口に到着すると、今にも空からこぼれ落ちそうな青もみじがお出迎え!苔むした屋根も、風情たっぷりで素敵ですね。

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受付で拝観料300円を支払って、いざ境内へ。

 

一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界!しっとりと潤った色調豊かな苔の絨毯が広がっていました。f:id:kyotoburari:20210712160056j:plain

空には青もみじがキラキラと輝き、優しいグリーンに包まれる至福のひととき。偶然にも、私達以外には誰も参拝客はおらず。一瞬、祇王寺が「自分の庭」になったかのような錯覚に・・!わわわ、これは一生分の贅沢を使い果たしちゃったかも(笑)

 

祇王寺の苔は、まるで浮島のようにポコポコしているのが可愛くて。緑一色でも、さまざまな濃淡があるのも面白い!

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静寂が包む境内で、聞こえるのは鳥のさえずりだけ。あぁ、癒されるなぁ。時折、鴬が「ホーホケキョッ」と鳴く声も。その可愛い鳴き声に、思わずにっこり嬉しくなります。

 

「悲恋の尼寺」だけあって、どこか隠れ家のような祇王寺。しっとりとした雰囲気が、いつ来ても心癒されます。

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太陽の光で黄金色に輝く青もみじ。いつも紅葉の時期に来ていたけれど、草木が青々とみずみずしい夏も素敵だなぁ。

 

(ご参考)紅葉する秋の祇王寺の様子はこちら!

www.kyotowalk-gourmet.com

 

祇王寺には、小さな竹林もあって。空高く伸びる竹が、何とも清々しい。

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青もみじも、下から覗くとお星様みたい!爽やかに透けるグリーンが綺麗だなぁ。

 

柔らかそうな質感の苔。猫ちゃんの毛のようにフサフサしていて、気持ちよさそう。

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春から夏にかけての苔は、やっぱり生き生きしていて美しいですね。梅雨時期とあって、特に苔が潤って見えました。

 

苔の博物館『祇王寺』で楽しい苔実習

 

波打つ苔が美しい祇王寺。境内には、こんな苔の紹介コーナーも!

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コツボゴケ、ヒノキゴケ、シノブゴケ。ふむふむ、色んな種類の苔があるんだな~。色や質感が微妙に違っていて、これが表情豊かな祇王寺の苔庭を作り出しているのかも!

 

こんな苔マップも発見!どこにどの苔が生えているのか一目瞭然。私が気になっていた猫ちゃんの毛のような苔は、「ヒノキゴケ」って言うんだ!なるほど。

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浮島部分の深い緑色の苔は、スギゴケと言うのね。これは、おじいちゃんの家でも見たことがあるなぁ。

 

この祇王寺の苔紹介のおかげで、その後回ったお寺の苔の種類まで分かるようになりました!苔を知ると、ちょっと博識になれた気分(笑)皆さんも是非、祇王寺で苔実習を楽しんでみてくださいね。

 

 

茅葺屋根の草庵で吉野窓を眺めよう!

 

庭園をぐるりと一周した先には、祇王らの木像が安置される茅葺屋根の草庵が。

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吉野窓」と呼ばれる奥の透かし窓からは、ちらりと新緑が垣間見えます。

 

近づいてみると、竹で編まれた窓の先には竹林や苔の優しい緑が。ひゃ~素敵。外の世界を窓で切り取るなんて、すごく粋ですよね。

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御朱印帳のデザインにもなっている吉野窓。祇王寺を訪れたら、こんな窓からの景色も楽しんでみてくださいね。

 

可愛い紫陽花の花手水&水琴窟に癒される♪

 

草庵を出ると、こんな可愛らしい紫陽花の花手水が!爽やかな水色の紫陽花が、緑一色の祇王寺にそっと彩りを添えています。

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左手にはコロンと丸い苔玉が。苔むしたつくばいも味わいたっぷりで、祇王寺らしい花手水を楽しめました♪

 

お寺を出ようとした時、「カランコロンッ」という涼し気な音が。

 

あっ、水琴窟だ!

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秋に来た時には気付かなかったけれど、こんな場所に水琴窟があったんだ。静かな時期に来るのも良いものですね。

 

苔を楽しむなら春から夏がオススメ!

 

今回、梅雨の6月に祇王寺を訪れたのですが、雨の恵みで苔と青もみじが生き生きと輝き、最高に心洗われる癒しのグリーンに出会うことができました!

 

赤く染まる秋の紅葉も素晴らしいですが、苔を楽しむなら春から夏にかけてが断然オススメ!(秋だとタイミングによっては、散りもみじで苔が隠れてしまうので。)特に梅雨時期は一番の見頃で、雨でしっとりと潤う鮮やかな苔が楽しめますよ♪

 

皆さんも是非、苔と青モミジが輝く祇王寺で癒されてみてくださいね。

 

(ご参考)祇王寺の御朱印・お守り情報はこちらから!

www.kyotowalk-gourmet.com

 

祇王寺

住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32

アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」、もしくは京福電鉄「嵐山駅」から徒歩25分

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:300円