京都ぶらり散歩&グルメ手帖

定番からガイドブックに載らない「京都の歩き方&グルメ」を発信するブログ。神社仏閣の楽しみ方もご案内!

【祇園祭2021宵山】コロナ禍を照らす祇園囃子に涙!京都の夏が帰ってきた!

2021年7月16日、今宵は祇園祭・宵山。コロナ禍とあって、昨年に続き今年も山鉾巡行は中止。宵山はと言うと、歩行者天国はないものの、いくつかの山鉾が建ち、祇園囃子を奏でてくれるという。

 

そんな今年は1人で、マスクを着用しながら「厄除け粽」を買いに行ってきました!「京都を元気にするんだ!」そんな覚悟が伝わってくる熱い祇園祭だったと思います。

 

今日は、コロナ禍で希望をくれた2021年前祭「宵山」の様子をレポート!京都へ来られなかった方に、少しでも雰囲気が伝れば嬉しいです。

 

 

祇園祭が帰ってきた!長刀鉾との再会に感動

 

地下鉄「四条駅」を降りて四条通へ出る瞬間、皆さん祇園祭のこの時期が一番ワクワクするんじゃないでしょうか。この日の私も、その1人。

 

2年ぶりに山鉾と出会えるドキドキ感。「まずは一番始めに長刀鉾(なぎなたほこ)を見るんだ!」と息巻いて四条通を歩き出すと・・・わぁ・・長刀鉾だ!

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威風堂々と四条通に鎮座する長刀鉾。鉾先には、キラリと光る大長刀が。あぁ、久しぶりのお姿・・会いたかったんだ~ずっと!

 

嬉しいなぁ。またすぐに会えると思っていたのに。当たり前の日常が当たり前じゃないことがわかった今、尚更見られてありがたい!

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今年は、伝統継承のため「鉾建て」が行われた祇園祭。ただこの姿を見ると、やっぱり勇気づけられますね。きっとそんな人も多かったんじゃないかな。

 

疾病退散!蟷螂山の粽&月鉾グッズをゲット

 

長刀鉾で元気をもらった後は、粽を買いに「蟷螂山(とうろうやま)」へ!今年は前祭に参加する23の山鉾のうち、11の山鉾が完成し、粽が販売されていました。山鉾を建てない山鉾町でも、各会所で粽が販売されていましたよ。

 

さぁ、蟷螂山に到着です!わぁ、カマキリさんだ!久しぶりに会えて、嬉しいやら感慨深いやら。見えますか?御所車の上にカマキリさんが乗っているんですよ~。

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蟷螂山のカマキリさんは、子ども達からも大人気!「カマキリや!」と走り出す姿も、今年は健在でした。こんな風景も、2021年は一層愛おしい(笑)

 

シャキーンッ!鋭く伸びる鎌が格好良い。カマキリさんは「からくり仕掛け」になっていて、巡行時にはパタパタと動く姿を拝めます。

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装飾のカマキリさんも煌びやかですね。今年は「かまきりおみくじ」はありませんでしたが、久々のカマキリさんとの再開に胸躍りました♪

 

そんな蟷螂山で、私がゲットした粽がこちら!「カマキリ付き粽¥1500」です。黄金に輝くカマキリさんが可愛いですよね♪

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ご利益は「厄除け・疾病除け」。このユニークなデザインが気に入って、一昨年買いに行ったもののすでに完売。今年ようやく買うことができました!この鋭い鎌なら、家に悪いモノが入るのをブロックしてくれそう。

 

粽をゲットし、続いて向かったのは月鉾(つきほこ)

 

2年ぶりに優美な姿を眺めることができました!

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鉾のてっぺんでキラリと光るお月様も健在でしたよ♪

 

今年の粽販売は、コロナ対策で飛沫防止のビニールカーテンが引かれていました。

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「今年はまだまだ粽がありますよ~!」と元気な掛け声が。そうだ、祇園祭を誰よりも愛しているのは山鉾町の方々なんだな。巡行はないけれど、ここまで祇園祭が帰ってきてくれて、感謝しかありません。 

 

何だか嬉しくなっちゃって、お守り団扇を買っちゃいました(笑)ふふふ、可愛いでしょ?

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接客してくれたおじいちゃんも、すごく生き生きしていて。やっぱり「京都の夏に祇園祭はなくてはならないもの」なんだと改めて感じました。

 

今年は通販で粽を買える山鉾が多いのですが、月鉾もその1つ。こんなオンライン化もコロナ禍ならではですよね。

 

巡行以外は本来の形で・・!人々の想いを乗せた山鉾を巡る

 

お目当ての粽をゲットした後は、山鉾町をぷらぷらお散歩。

 

こちらは、放下鉾(ほうかほこ)。フクロウさんがファサーッと羽を広げる見送りが、ユニークで面白い!テント下では、可愛い「フクロウおみくじ」も販売されていました。

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「逆さミッキー」と勝手に命名した提灯もぶらり。これを見ると、毎年心がほっこり和みます。

 

少し歩くと、霰天神山(あられてんじんやま)がお目見えです。

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霰天神山と言えば、2021年の山一番!お昼でしたが提灯が灯り、その喜びが伝わってくるかのよう。

 

すぐ近くには、祇園祭名物「しみだれ豚まん」が。オープンは11時半なのに、11時前からもう行列ができていました・・!

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すごい人気ですね~。11時オープンだと思って5分前に並んだものの、11時半だと知り諦めました。実は行列に並ぶ勇気がなくて、まだ一度も食べたことがないんだなぁ(笑)

 

この通り、すごく素敵!奥に見えるのが放下鉾で、後祭の南観音山あたりから撮りました。

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自転車に乗った男子大学生が「めっちゃお祭り感あるやん!」と、カメラを構える私の横を颯爽と駆け抜けていきました。そうそう、お祭り感!ワクワクしちゃいますよね~。

 

今回、山建ては行わないものの、山伏山(やまぶしやま)の会所ではご神体である浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)さんのお姿を拝むことができました。

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いつもの祇園祭とはいかなくとも、大好きな祇園祭に触れられる有り難さ。当たり前だった幸せって、実はとても贅沢なものだったんだなぁ。

 

山鉾を歩いていると、「巡行以外はなるべく本来の形に」という保存会の方の声も聞こえました。「暗いニュースが多い中、少しでも町の人を笑顔にしたい。」そんな想いが伝わってくるようで、胸がジーンと熱くなりました。

 

神輿がずらり!祇園祭を行う『八坂神社』へ参拝

 

祇園祭は、疾病退散を願って行われる「八坂神社(やさかじんじゃ)」のお祭り

 

ということで、八坂神社さんにお参りへ。祇園祭仕様の奉納幕が美しいですね。

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コロナ禍以降、手をかざす音声タイプの鈴に変更されていたのですが、抗菌済ということで縄が戻されていました!

 

舞殿には、祇園祭の神輿が三基ずらり!何とも神々しく豪華絢爛です。

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本来なら明日の神輿渡御で町へ出る予定だったのですが、今年は中止。それでもこうして拝めるだけで、ありがたく感じました。

 

2年ぶりのお囃子に涙!京都を元気づける祇園囃子

 

夕方になったので、四条通へ戻ります。今年はお囃子が演奏されるとのことで、密にならない状況であれば少し聞きたいなと思っていたのです。

 

到着するやいなや、函谷鉾(かんこぼこ)から「コンチキチン♪」と懐かしの祇園囃子が・・!!

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この笛、鉦(かね)、太鼓の音。あぁ、お祭りが帰ってきてくれた・・!2年ぶりの音色と共に、色んな想いが万華鏡のようにグルグル駆け巡って、気付けばウルウル・・。

 

「あかん、こんな所で泣いたら恥ずかしいやん!」と思って必死に堪えました(笑)それだけ毎年、このお囃子に励まされてきたんやなぁ。

 

函谷鉾の祇園囃子を皮切りに、月鉾でもお囃子がスタート!

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「そ~れ!」の掛け声に、鉦と太鼓の音。京都の夏を告げる音色に、どれだけ多くの人が元気づけられたでしょう。

 

迫力ある棒振りで知られる綾傘鉾(あやがさほこ)でも、美しい祇園囃子が。テンポの良いお囃子にしばし聞き惚れます。

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囃子方の皆さんは口元を布で覆って、しっかりと感染対策をされていました。若い方が多いのも印象的で、お囃子の技術が伝承されているんだなぁとしみじみ。

 

提灯がともった鶏鉾(にわとりほこ)でも、お囃子が。道行く人々が、上を見上げてニッコリ。

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今年は19時消灯なので、明るい中での宵山となりました。何年後かに振り返った時、「そんな年もあったな~。」と懐かしく思うのかな。

 

歩行者天国のない2021年の宵山ですが、店頭でかき氷やテイクアウトを売るお店も。

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とはいえ、ほとんど屋台はありませんでした。来年は状況が良くなって、もっと沢山の屋台が並びますように・・!

 

感謝!コロナ禍の希望の光となった2021年祇園祭

 

最後は長刀鉾に会って、宵山にさようなら。

 

夕方となり、提灯に明かり入りました。美しい・・!

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「鉾には誰もいないのに、お囃子が聞こえる!」と思ったら、2階の会所で演奏されていました。色んな工夫の中でお囃子を聞かせてくださった事に、改めて感謝の気持ちが湧き起こります。

 

道ゆく人々の視線の先は、もちろん長刀鉾。マスクはしているけれど、目元の笑顔は隠せません♪

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祇園祭がくれるパワーは、やっぱり絶大ですね!コロナやら何やらでちょっと疲れていましたが、めっちゃ元気が出ました。

 

祇園祭は7月末まで続きますが、来年はもっと沢山の人が祇園祭を楽しめますように・・!山鉾巡行もできると良いですね。

 

祇園祭の関係者の方々、ご苦労も多かったと思いますが、本当にありがとうございました!ドタバタ育児で毎日修行僧気分の私ですが、元気をもらってまた頑張れそうです。