京都ぶらり散歩&グルメ手帖

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【出町ふたば】甘塩っぱい「豆餅」は至福!赤飯に水無月、柏餅も美味♪充実メニューを紹介

京都の町を歩くと、その和菓子屋さんの数に驚く方も多いはず。人々の暮らしにそっと溶け込む和菓子店。お腹を美味しく満たしてくれる、とっておきの存在です。

 

今回ご紹介するのは、明治32年創業の和菓子店「出町ふたば」さん。まん丸のお餅からふっくら大きな豆が顔を出す「豆餅」で大人気のお店です。

 

5月とあって、この日は初夏ならではの和菓子が勢揃い!今日は、並んでも買いたくなる「出町ふたば」さんの和菓子の魅力をお届けします。

 

 

京都で一番行列のできる和菓子店「出町ふたば」

 

出町ふたばさんがあるのは、京阪「出町柳」駅から徒歩7分の場所。近くには鴨川が流れ、人びとの憩いの場「鴨川デルタ」や下鴨神社も徒歩圏内。

 

喧騒から離れ、のんびり寛げるので、このエリアは家族でよく訪れるお気に入り。が、しかし!ふたばさんで買い物したのは数えるほど。そうなんです、いつも行列が凄くて、3歳子連れには難易度が高い(笑)

 

けれども今日は、母の日。美味しい豆大福や和菓子を持って実家に行けたならば、最高じゃないの。

 

ということで、恐るおそる店へ。お、意外に並んでないぞ!

並んでる!と思ったあなた。繁忙期は信号を越えて並ぶ行列なので、これでも空いているのです~。ビックリでしょ。蛇行する行列に並び、30分程で買えたぜ・・!

 

出来立て豆餅に柏餅、水無月も♪季節ごとのメニューが充実!

 

さぁ、いよいよお店へ!

 

豆餅、大福、赤飯、ちまき。味わいある手書きの短冊メニュー。見ているだけで、お腹が鳴る(笑)

「何を食べようかな?」なんて考えていたら、行列も気にならなくなってくる不思議。3人程の店員さんが客のオーダーを聞き、手際良く包んでいきます。

 

美味しそうに盛られた和菓子のショーケース!ふたばの看板メニュー「豆餅¥240」が何とも福々しい。

5月と言えば、柏もち。みそあん、こしあん、つぶあん(各300円)の3種類が、大きな葉に包まれて並んでいました。京都ならではの味噌あんは食べたいよね、ってことで迷わずゲット!

 

三角の形が特徴的なのが、6月の和菓子の代表格「みな月¥260」。白の外郎生地に小豆がぎっしり!

6月になると、京都では水無月が和菓子店に並び「1年ももう折り返しかぁ。」なんて思うのです。この日は5月中旬でちょっと早いけど、買えて嬉しい!

 

こちらは、「ちまき¥500」。母の日仕様の包装紙が可愛い。赤飯と合わせて購入!

久々に来れたし、ここぞとばかりに色々買っちゃうな(笑)お値段もどうでしょう、大ぶりな和菓子を300円程で買えるのだから安いと思っちゃいました。洋菓子の半額!

 

店の奥ではもくもくと湯気が。そう、すぐ裏で職人さんが和菓子を作られていました!

出来立てホカホカが味わえるんですねぇ。ますます美味しそうだ!

 

沢山買って実家へ。皆で食べたら、2倍美味しいぞ~(私が食べたいだけか笑)。

日持ちは、豆餅や水無月は当日中。ちまきは翌日までOK!早く食べた方が柔らかくて美味しいもんね。

 

甘塩っぱい大きな豆が癖になる名物「豆餅」を堪能!

 

さぁ、早速一番のお目当て「豆餅」をいただこうじゃないの♪

 

ふっくらまん丸美味しそうな形。大きな豆が一層食欲をそそります。

食べると、ごろっと大きな豆の甘塩っぱさが口いっぱいに広がります。この豆、ほっくりと歯ごたえがあって他にはない美味しさ!実は、北海道の契約農家から取り寄せたとっておきの「赤えんどう」なのだとか。

 

柔らかなお餅の中には、なめらかで舌触りの良いこし餡が。ほんのり甘くて絶品!

あ、ちなみに皿の空也上人が気になって情報が入って来なかった方!こちら、六波羅蜜寺で売られていますので是非。使う度にちょっと気の抜ける感じが面白いです(笑)

 

初夏の和菓子「水無月・柏餅・ちまき」もいただきます

 

そして、水無月、柏餅、ちまきも買っちゃいましたよ~!

もうすぐ夏が来るなぁ、なんて思う初夏のラインナップ。

 

まずは柏餅(左から味噌餡、粒あん)。立派な葉に包まれた艶やかなお餅にうっとり。

私はほんのりピンクに色づいた味噌餡の柏餅を。この味噌餡、甘みがあって一般的な味噌味噌した感じもなく食べやすい!和菓子になると、こんな変貌を遂げるとは。初めて食べてたので、とても新鮮でした。

 

こちらは水無月。もちもちの外郎に、小豆の風味豊かな粒あんが最高!

食べると何だか涼し気な気分になる不思議な和菓子。それもそのはず、三角の形は暑気を払う氷を表しているんですって。ちなみに小豆は悪魔払いの意味があるそう。

 

実は水無月は、京都の昔からの風習にとても縁の深いお菓子。一年の折り返しである6月30日、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓」で用いられます。

 

だから京都の人は、6月になると茅の輪をくぐって水無月を食べるんですねぇ。厄払いにもなりそうな、ありがたい和菓子でございます。

 

こちらは、ちまき。祇園祭の粽と違って、食べられます(笑)

笹の良い香りがお餅に移って美味しかった~!シンプルなのに、美味しいんだから和菓子は奥が深い。

 

和菓子屋さんが作る「赤飯」もおすすめ!お土産にいかが?

 

出町ふたばさんでは、和菓子以外にもお赤飯が販売されていて。これがお土産にもオススメなんです!

 

粒の立ったもち米に、ほっくりと大粒の小豆。これがとっても美味しいの!初めて食べた時は感動したな。

買って帰れば、夜ご飯の一品にもなるので大変便利。サイズは小800円、ミニ¥500。2人であれば、小でちょうと良い感じです。

 

美味しい和菓子屋さんのお赤飯、ぜひ皆様のご賞味くださいませ♪

 

素材良し、味良し、値段よし!出町ふたばにおこしやす♪

 

いやぁ、久々の出町ふたばさん。並んだ甲斐もあって、美味しかった~!

 

こだわりの素材、大ぶりな和菓子、お手頃なお値段。人々の暮らしに優しく寄り添い続ける素敵な和菓子屋さんでした。

 

ちなみに提携駐車場もあるので、お車でお越しの方はご参考に。

1500円以上買うと、30分無料とのこと。美味しいお菓子を美味しく買っちゃいましょ。

 

また、京都高島屋や京都駅の伊勢丹でも豆餅を買うことができますよ(予約が必要な場合があるので、HPでご確認ください)。

 

それでは皆様、久々の更新となりましたがまたお会いしましょう!

 

(ご参考)出町ふたばさんのお向かい「いせはん」さんでは、ふたばさんの小豆を使った美味しいスイーツが味わえます!お時間があれば是非。

www.kyotowalk-gourmet.com

 

出町ふたば

住所:京都市上京区青龍町236

アクセス:京阪「出町柳」駅から徒歩7分

営業:8:30~17:30

定休日:火曜・第4水曜(祝日の場合は翌日、お正月休みは長め)

電話:075-231-1658

予約:可

駐車場:提携駐車場あり